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●UC-win/Road データ変換ツール(地盤モデリング対応) |
2000年5月、PC上で3次元空間を簡単に作成・利用できる、リアルタイム3次元シミュレーションソフト「UC-win/Road」をリリースいたしました。道路計画における合意形成や設計協議のみならず、様々な技術提案用のツールとして、現在、数多くのユーザ様にご活用いただいています。
昨今、UC-win/Roadの利用ケースは多岐にわたっており、これまで以上に柔軟で効率的なデータ作成が求められています。これに応えるために、2004年10月より、UC-win/Roadのデータ作成をサポートするツール集として「UC-win/Roadデータ変換ツール」をリリースし、CAD図面の地形情報やSIMA共通フォーマットの路線情報、線形計算書の線形情報、3DモデルなどをUC-win/Roadで扱えるデータに変換して、容易にご利用いただける環境をご提供してまいりました。
2005年10月、「UC-win/Roadデータ変換ツール」の1ツールとして新たに「GeoMap3Dデータ変換ツール」を追加しました。これにより、弊社の「UC-win/Road」と応用リソースマネージメント(株)の「GeoMap3D(3次元地盤モデリングシステム)」とのデータ交換が実現しました。今回は、この新規ツールを中心に「UC-win/Roadデータ変換ツール」の特長をご紹介いたします。
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●GeoMap3Dデータ変換ツール
GeoMap3Dで作成・出力した地層データを、UC-win/Road地形パッチ(*.xml)、3D
Studio(*.3ds)に変換することを目的としたプログラムで、「3次元地すべり斜面安定解析(LEM)」などでインポート可能なDEMデータ(*.dem)への変換もサポートしています。本ツールを使用し、GeoMap3Dの地層データをUC-win/Roadに取り込むことで、3次元VR空間上に、正確な地層や細かな地表面を簡単に表現できます。
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▲UC-win/Road上で表現された地層と橋脚杭基礎 |
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※GeoMap3D
「GeoMap3D(3次元地盤モデリングシステム)」は、柱状図や各地層の境界データをもとに、地層面からなる3次元地盤モデルを作成するばかりでなく、それらに層序や堆積、侵食などといった属性を与えることよって、地盤構成に至る過程をアニメーションで再現できる、多様な地盤設計に特化したシステムです。
GeoMap3D 開発元:応用リソースマネージメント株式会社
価格:\105,000(フォーラムエイト紹介プログラム)
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●3Dモデル変換ツール
異なるファイルフォーマット間で、3Dモデル情報を変換することを目的としたプログラムです。UC-win/Roadで使用される3Dモデルは、弊社仕様のフォーマット(RM形式)を使用していますが、本ツールを介すことで、汎用的なフォーマット(3DS形式)に変換して、市販の3Dモデリングソフトによるモデルの編集が行えます。
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●DXFデータ変換ツール
DXF形式の地形情報をUC-win/Road地形パッチデータ(*.xml)へ変換すること、および既存のパッチデータを編集することを目的としたプログラムです。UC-win/Roadでは、50m間隔の標高点をベースに地形を生成しておりますが、本ツールを介すことで、CADソフトで作成された詳細な地形形状を、UC-win/Road上で表現できます。
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●SIMAデータ変換ツール
SIMA共通フォーマットの路線データ(縦断成果データ、および横断成果データを含む)を、UC-win/Roadデータ(*.rd)に変換することを目的としたプログラムです。本ツールを介すことで、SIMA共通フォーマットで書き込まれた路線をUC-win/Road上で表現できます。
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●平面線形IP算出ツール
線形計算書の平面線形の変化点から、UC-win/Roadの道路線形のIP点を算出して、UC-win/Roadデータ(*.rd)に変換することを目的としたプログラムです。本ツールを介すことで、線形計算書の線形を、UC-win/Road上に正確かつ容易に表現できます。
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●トンネル断面算出ツール
旧日本道路公団の『設計要領第三集』の考え方に基づいたトンネル断面形状を算出して、UC-win/Road道路断面データ(*.rs)に変換することを目的としたプログラムです。本ツールを介すことで、設計要領第三集に規定されたトンネル断面を、UC-win/Road上に正確かつ容易に表現できます。
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■UC-win/Road データ変換ツール Ver.1.02.00 リリース日:2005年9月30日 |