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シミュレーション |
UC-win/Road Ver.14 4Dシミュレーション
3Dに時間軸のデータを持たせ、時間の流れによる変化をシミュレーションする機能
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UC-win/Road Ver.14で開発予定の4Dシミュレーション機能についてご紹介いたします。 |
4Dシミュレーションとは3Dに加え、時間軸のデータを持たせることによって、時間の流れによってどのように変化するかをシミュレーションする機能となります。主に建設工事、建築工事におけるプロジェクトの変化を表現したり、工場での製造工程の可視化などへの適用が考えられます。
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図1 4Dシミュレーションのイメージ |
これまでのUC-win/Roadで時間に応じたプロジェクトの変化を表現する機能としては、「景観切り替え」の機能がありました。これは、「現在」「設計前」「設計後」といったある時点での景観設定を作成し、その時点でのモデルの表示・非表示の状態を切り替えることによって、時間による変化を表現する機能です。この機能では、景観設定でのモデルの表示状態を切り替えているだけのため、設定した景観設定の間のある時間の状態を表示することはできません。また、時間の流れを動画として表現することもできませんでした。
また、時間の流れを動画として表現するにはシナリオを使用してアニメーションを表現することも可能でしたが、こちらはさまざまな場面で使用できる汎用的な機能となり、4Dシミュレーションを再現するには設定が難しいものでした。またある時刻での状態を後から確認することもできないなど、4Dシミュレーションを行うには足りない部分もありました。
UC-win/Road Ver.14では4Dシミュレーションを行う機能を開発し、3次元データに時間情報を追加したプロジェクトの変化を再現できるようにいたします。 |
時間軸でのデータ定義はガントチャート形式で閲覧、編集できるように致します。
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図2 ガントチャートの設定イメージ |
ガントチャート定義では1つの作業内容に相当するタスクを作成し、タスクの開始日時、終了日時を入力して、作業内容を可視化します。一つのタスクには対して、複数のサブタスクを設定できるようにして、作業内容の管理、把握を行いやすいようにします。
このタスク情報の定義についてはファイル入出力を用意する予定で、表計算ソフトから出力したファイルを読み込めるようにいたします。他のプロジェクト管理ソフトから表計算の形式に出力することで、連携も可能がなります。
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図3 タスク情報ファイル形式イメージ |
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タスクに対して、モデルデータとモデルの動きを与えることによって、3Dモデルの動作定義を行います。モデルの動作定義は時間における座標情報を1つ以上定義することによって行います。定義された時間の間の動きは補完して計算されます。動作定義は、プログラムでの入力のほか、ファイルからの読み込みについて対応する予定です。
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図4 3Dモデル動作定義のイメージ |
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ガントチャート上で再生ボタンをクリックすることで、タスクに定義した3Dモデルの動作定義に従って、モデルが時間に応じた座標位置に表示されることでアニメーション再生されます。再生時には再生速度を変更することが可能です。また、ガントチャート上で時刻を変更することによって任意の時点でのモデルの位置を確認することも可能です。 |
UC-win/Road 14で開発予定の4Dシミュレーション機能についてご紹介いたしました。各種の4Dデータの可視化や、施工シミュレーションなどさまざまな場面で利用できるよう開発を進めてまいります。また、今後は時間における属性情報の変化等も可視化していきたいと考えておりますので、ご要望などございましたら弊社にご相談頂ければと思います。 |
(Up&Coming '18 秋の号掲載) |
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