Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

Maxsurf
総合情報
Vol.50
 SEA JAPAN 2018 出展
日時 2018年4月11日(水)〜13日(金)
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
会場 東京ビッグサイト
URL http://www.seajapan.ne.jp/
出展内容 UC-win/Road 船舶操船シミュレータ、
Maxsurf、maritime EXODUS 他 
 Maxsurf Stability解析

前回に引き続き、Maxsurf Stabilityを使った解析を紹介します。

KN値解析
KN値解析は、クロスカーブもしくは復原力交叉曲線を求めるもので、VCGが未知のデザインの復原性を評価するための手法です。何種類もの排水量についてヒール角を与え、KN値が計算され、求まったKN値から、任意のKGに対して、次の式により、GZカーブが得られます。
GZ=KN - KG・sin(Ψ)

Maxsurf StabilityにおけるKN値計算では、次の設定を行ないます。
  • ・排水量範囲   ・ヒール角   ・トリム(固定もしくはフリー)   ・予測VCG値
出力は、KN値の表およびクロスカーブグラフとなります。前回同様の小型作業船を使って解析を行ないましょう。
ヒール角を設定します(図2)。ヒール角は、大角度復原力計算と同じ方法で、範囲と刻み角を設定します。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1 計算前画面 ■図2 ヒール角の設定

トリムの設定を行ないます(図3)。トリム設定のウインドウで、推定VCGの値を入力することができます。排水量の範囲を設定します(図4)。排水量範囲は、初期値と最終値を設定し、刻み質量もしくは分割数を入力して設定します。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図3 トリムの設定 ■図4 排水量範囲の設定

以上の設定が終了したら、KN値の計算を行ないます。計算中は、ヴュー画面で、船体がヒールしている状態が確認できます(図5)。計算が終わると、表とグラフにより結果が表示されます。(図6〜7)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図5 計算中画面  ■図7 KN値結果グラフ(クロスカーブ)
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図6 KN値結果

KN値解析では、多くの排水量での傾斜シミュレーションを行なうため、海水流入角の検証も同時に行なうことが可能です。
Maxsurfはモデルのデッキ端を自動で認識し、そのデッキ端から75mm下がったところをマージンラインとして認識し、それらの線が最初に没水したヒール角を記録します。さらに、任意の位置に海水流入口を設定できるので、その箇所が没水したヒール角が求められます(図8)。


画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図8 水色のラインがデッキ端、マジェンタがマージンライン、
     DF pointが、海水流入口を表す

海水流入口の設定は、inputウインドウのKey Pointsタブで行ないます(図9)。KN値計算中に、海水流入口等が没水する角度が求められ、結果は、結果ウインドウのKey pts.タブにまとめられています(図10)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図9 海水流入口の設定
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図10 海水流入口等の没水状況結果


開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)


前ページ
  
インデックス
  
次ページ
(Up&Coming '18 春の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/26  ジュニア・プログラミング
1/6  ジュニア・ソフトウェア
1/15  建設DX/Web4.0入門
1/16  熱応力・ソリッド
  FEM解析

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション