New Products |
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●新規価格
●アップグレード価格 |
Standard:440,000円 Lite:284,000円
Ver.6→Lite:142,000円 |
●リリース 2015年4月
UC-1仮設工 |
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一般社団法人 日本建築学会より昭和61年に施行され、平成23年に絶版となった「期限付き構造物の設計・施工マニュアル・同解説−乗入れ構台−」(旧マニュアル)に代わる乗入れ構台の設計マニュアルとして、平成26年11月に「乗入れ構台設計・施工指針」が発刊されました。
これに伴い、弊社の乗入れ構台の設計プログラムである「仮設構台の設計」もこの度改訂を行うこととなりました。Ver.7となる本バージョンより製品構成がLite版、Standard版の2構成に変更となります。予定している主な改訂内容及び開発内容は以下の通りです。
■Standard版の主な開発内容
- 2次元フレーム解析に対応
- 支柱くいの任意の水平荷重載荷対応
■Lite版(現行版)の主な改訂内容
- 乗入れ構台設計・施工指針(平成26年11月)」に対応
- 任意死荷重の複数指定に対応
- クローラクレーンの接地圧の直接入力に対応
- デフォルト鋼材の追加 ・その他要望対応
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「乗入れ構台設計・施工指針」では、旧マニュアルには記載されていなかった、フレーム解析による設計が追加されました。この改訂を受け、本製品においてもStandard版にて同様の2次元フレーム解析に対応することとしました。覆工板、根太を除いた大引、構台支柱、垂直ブレース、水平つなぎを対象に1構面を2次元でモデル化し、フレーム解析結果を用いて、構台支柱以降の部材の算定を行うことが可能となります。
フレーム解析では、構造物をどのようにモデル化するかが非常に重要ですが、本製品では根入れ部のモデル化の条件など、考慮すべき事項について、設計者がある程度自由に設定を行うことができるようになります。従いまして、さまざまな条件で比較検討を行うことも可能です。
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▲図1 フレーム解析例 |
モデル化に際し、各部材の重量を考慮する必要がありますが、それらは形状と鋼材種類から自動計算され、死荷重として載荷されます。また、1構面のモデルに対し、任意の水平力を考慮できる機能を設ける予定です。これにより従来の計算方法では考慮できなかった波圧などの水平力を考慮して、杭の軸力などの算定が可能となります。モデル化したデータは(*.es)ファイルで出力することができ、『Engineer’s Studio®』を利用することで、より発展的な解析を行うことができます。 |
旧マニュアルとの主な相違点は以下のようになります。
- 支柱くいの水平力に固定荷重を含めないようになった。
- 片持梁モデルに加えて、弾性支承梁モデルが追加された。
- 山留切梁支柱としての設計方法が追加された。
- セメントミルク強度の検討が追加された。
- 支柱くいの支持力検討方法が変更された。
- 大引接合部の設計で使用する水平力の算出方法が変更された。
1、5、6が旧マニュアルで設計した場合と計算結果に相違が発生する点になります。特に1については、施工機械・運搬車両による水平荷重のみを考慮するようになっていることから、計算結果に目立った相違が現れると考えられます。6については、旧マニュアルで「一構面全体の固定荷重による水平力のうち設計くいが分担する面積比分の荷重による水平力と載荷荷重による水平力の合計」となっていたのに対し「乗入れ構台設計・施工指針」では「くいに作用する水平力の1/2」に変更となっています。
本製品では、以上の1〜6の全てに対応する予定です。 |
従来の製品では任意位置の死荷重は1つのみの設定となっていましたが、今回この死荷重を最大5つまで設定できるように機能を拡張しました。これにより、さらに多様な構台の設計が行えるようになりました。
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▲図2 任意死荷重の複数指定 |
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以上、仮設構台の設計 Ver.7新機能の概要をご紹介いたしました。上記に記載した機能の他にも、Lite版では、クローラクレーンの接地圧の直接入力の対応(これにより、三点式杭打機の設計が可能になります)や、デフォルト鋼材の追加など、多くの要望対応を行う予定です。 |
(Up&Coming '15 春の号掲載) |
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