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●リリース 2014年 6月20日
UC-1 地盤解析/地盤改良 |
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「地盤改良の設計計算 Ver.4」では、「液状化対策工法設計・施工マニュアル(案)(平成11年3月)」に対応し、盛土構造物の液状化対策における深層混合処理工法について検討が可能となります。
配置形式としては、格子配置、ブロック配置(ラップ両方向)の2種で、構造物的設計手法を用いて液状化時(中地震時)における外的安定の検討、内的安定の検討、円弧すべり法による全体系の安定の検討を行います。
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▲図1 格子配置 |
▲図2 ブロック配置 |
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計算モデル
格子配置においては、下図の赤枠部分の様な検討用モデルを用いて改良率の計算および照査を行います。
▲図3 格子配置検討用モデル
液状化の判定
本バージョンでは、液状化の計算自体は行いません。液状化に対する抵抗率FLを層毎に設定し、その入力値によって非液状化/準液状化/完全液状化の判定を行います。
FL ≦ 1.0 ・・・完全液状化
1.0 < FL ≦ 1.3 ・・・準液状化
1.3 < FL ・・・非液状化
※準液状化層と判定される上限値(1.3)については、変更が可能です。
また、液状化低効率により過剰間隙水圧比ruを算定します。
ru = FL-7(FL > 1) ru = 1(FL ≦ 1)
土水圧の算定
通常の設計と大きく異る点が土水圧の算定方法です。液状化の状態によって、算定方法が異なります。
完全液状化層
(a)液状化した土層の泥水圧 + 動水圧
準液状化層
(b)常時土圧 + 土水圧の漸増成分 + 動水圧
(c)間隙水圧を考慮した地震時土圧 ※(b)(c)の大きい方を採用する
非液状化層
(d)地震時土圧
間隙水圧を考慮した地震時土圧は、内部摩擦角度φと壁面摩擦角度
δを過剰間隙水圧比により低減して算定します。
改良体の外的安定の検討
外的安定の検討として、下記の検討項目を実施します。
改良体の内的安定の検討
内的安定の検討として、下記の検討項目を実施します。
- 端し圧の検討
- 改良体全体の水平せん断の検討
- 格子改良壁の抜け出しせん断の検討
- 鉛直せん断の検討
全体安定の検討
液状化時の計算においては、過剰間隙水圧を考慮した有効応力法により、改良体の外側を通る円弧について検討を行います。計算方法としては、修正Fellenius法を用い、地下水以浅および盛土内ではテンションクラックを考慮します。安全率の算定には、過剰間隙水圧の増分のみを考慮し、地震時慣性力は考慮しません。
本プログラムでは、円弧中心の格子範囲、すべり円の刻み幅等々詳細な設定を行うことができます。中心の格子範囲指定および半径の一定刻みを選択した場合は、最も厳しい結果を抽出して最終結果とします。
円弧すべりの検討データは、弊社別製品の「斜面の安定計算 Ver.8」以降の入力データファイル(*.f8m)として保存することができます。
▲図4 円弧すべりのモデル
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ご紹介した改訂内容の他に従来機能の改善も行っております。
今後もユーザ様からのご意見,ご要望を取り入れ改善・改良を加えて参ります。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '14 盛夏の号掲載) |
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