「橋台の設計Ver.13(平成24年道示対応版)」では、以下の機能拡張に加えて新たに「保耐法拡張オプション」機能の追加を行います。
・Engineer’s Studio®、UC-win/FRAME(3D)エクスポート
・橋座の計算機能拡張
・計算書の橋台形状の左右反転出力
以下に、新機能の概要を紹介いたします。 |
「橋台の設計」では、橋台背面を軽量盛り土で背面土圧が作用しないとした場合に橋脚として設計することが可能ですが、この時、弊社製品「Engineer's
Studio®」、「UCwin/FRAME(3D)」へのエクスポートが可能となります。本バージョンでは、非線形動的解析データ対応モデルとして、Fibre、M
-φ、M -θモデルとして単独でエクスポート可能です。同様に震度連携時においても保存後、「震度算出(支承設計)」からの「Engineer'sStudio®」、「UC-win/FRAME(3D)」エクスポートにも反映されます。また、エクスポート時の各部材は、図2のようにモデル化します。
|
▲図1 エクスポート画面 |
|
Fibre |
M-φ |
M-θ |
バイリニア |
トリリニア2 |
準拠基準 |
なし |
H24道示 |
H24設計要領 |
竪壁中間部 |
弾性梁 |
弾性梁 |
M-φ |
竪壁基部 |
Fibre |
M-φ |
M-θ |
フーチング |
弾性梁 |
弾性梁 |
剛体 |
|
道路構造物のように下部構造に比べ上部構造の影響が大きい構造物については、道路橋示方書に準じて設計を行いますが、下部構造による慣性力が大きいモデルや断面が変化しているようなモデルにおいて厳密に躯体の慣性力を考慮した設計が望ましい構造物に本オプションを適用し、各断面の設計震度の最小値khaがkha≧Khcとなることを照査します。本照査方法は、「土木研究所資料 地震時保有水平耐力法に基づく水門・堰の耐震性能照査に関する計算例 独立行政法人土木研究所」を参考とした設計方法で、道路橋の橋台以外に設計用途を拡張することができます。
|
▲図3 保耐法拡張オプションフローチャート |
|
断面形状が矩形の場合において、H24道示X(P.212)の中空部のハンチ形状の設定が行えるようになります。なお、本バージョンでの扱いは下記のとおりです。
1.ハンチ部は躯体部の重量と慣性力算定のみに考慮
2.非線形動的解析モデルエクスポート時のアウトラインに考慮
※今後発刊が予想される設計便覧や参考資料等の内容によっては仕様が変更となる可能性があります。
|
▲図4 橋座コンクリート抵抗面積 |
|
左右反転出力は、A1,A2橋台において現状の向きに合わせて計算書出力を行う機能です。図面は、既に対応していましたが、計算書として「形状図の右側を前面側とした出力」や「翼壁等の名称の左右を入れ替えた出力」が可能になります。
|
▲図5 形状図反転 |
|
橋台の設計Ver.13では、この他の要望として「胸壁の前面側の突起の照査」や「置換基礎の照査拡張として橋台幅より置換基礎幅が大きい場合の照査対応」、「翼壁拡張オプションにおける翼壁B,C部の平均値による算出」等の機能拡張や要望対応も行います。 |
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|