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BCP策定・BCMS構築支援サービス
事業継続計画(BCP)および簡易BCP策定、事業継続マネジメントシステム(BCMS)構築をサポート

最新版製品価格 ●リリース 2013年2月6日
技術コンサルティングサービス

 BCP策定・BCMS構築支援サービス体験セミナー
●開催日 : 2013年5月14日(火)13:30〜16:30
●本会場 : フォーラムエイト東京本社GTタワーセミナールーム
 ※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌にて同時開催
●参加費 : 無償  ●協力:ヒルベット・ソリューション社

 BCP策定理由
当社がBCP策定に取り組んだ理由は、
  1. 営業戦略上、重要な事業であるバーチャルリアリティを活用したソフトウェア開発を推進する上で、BCPの策定は不可欠であり、実際、経済産業省の業務を受けるにあたり、BCPやプライバシーマークなどの目標設定が必要である。
  2. クラウドコンピューティングを活用しており、他社の資源に依存することから、情報の取り扱いなど基本的な対応を身に付けておく必要がある。
  3. 会社組織的にも、東日本大震災における経験を踏まえ、災害に強い体制作りが急務と判断したためです。
 FORUM8の取組み
当社では、まず初めに、2011年に東京都のBCP策定支援事業に参加して自社のBCPを策定しました。そして、2012年、このBCPの適用を他の事業にも拡張し、かつ、継続的な維持・改善を目指して、BCMSの社内構築に取り組みました。BCMS構築の年間スケジュールを表1に示します。

運用実施項目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
当社の状況の把握及び適用範囲の決定                  
事業継続方針及び体制、枠組みの策定                  
リスク及び機会の決定                  
事業継続目標の設定                  
年間運用計画の策定                  
事業インパクト分析及びリスクアセスメントの実施                  
事業継続戦略の策定                  
事業継続計画の策定                  
演習および試験の実施                  
規程類の策定                  
従業員およびBCM要員への教育                  
内部監査の実施                  
マネジメントレビューの実施                  
ISO22301 審査 1次 2次  ★
BCM委員会の開催  
■表1 BCMS構築のための年間スケジュール

ISO22301は、災害時における組織の事業継続対応能力を高めるための国際標準規格ですが、2012年の12月にこの規格の認証を国内で13番目に取得しました(「ISO22301:2012」での取得順番、2013年1月31日現在当社調べ)。
登録活動範囲は、
  • UC-1(土木・建築・設計ソフト)開発製品
  • 設計、解析、CAD開発システム開発製品
  • VR(バーチャルリアリティ)開発製品

などのパッケージソフトの開発・保守サービル、コンピュータソフトウェアの受託開発・保守サービスです。

登録部署は、上記のサービスに直結するシステム開発グループ、UC-1開発グループ、VR開発グループ、並びに、製品に関するサポート窓口である宮崎支社のUC-1開発第2グループ、そして、製品出荷を管理する大阪支社の技術サポートグループです。このように、全社的にBCMSを展開することにより、表2に示す事業の復旧指標をクリアすることができました。

事業名 目標復旧時間(日) 目標復旧レベル(%)
UC-1開発事業 12 70
システム開発事業 5 70
VR開発事業 12 60
■表2 事業の復旧指標
 BCMS構築支援サービスとは
当社では、この認証取得を機に、認証取得時に支援して頂いたヒルベット・ソリューション社の協力のもと、BCP策定およびBCMS構築支援サービスを開始しました。

ご提供するサービスは、
  1. 事業単位の切り口から概略レベルのBCPを一日で策定する「簡易BCP策定支援」
  2. 事業単位から業務単位に細分化して、この切り口からBCPを策定する「BCP策定支援」
  3. BCP策定以外に継続的な維持・改善を目指すマネジメントシステム部分の構築も含める「BCMS構築支援」

の3種類になります。

簡易BCP策定支援
午前中にBCP策定に関する基本的な部分の説明を行い、午後は事業単位の切り口で、経営資源の洗出しや被災シナリオの想定と、その状況下での初動対応、仮復旧活動、復旧活動等の検討を行い、概略レベルのBCPを策定します。

このサービスは、災害時における全社的な初動・復旧対応の概略レベルでのイメージが各部門間で共有できますので、従業員の防災や事業継続に関する意識向上のための教育やはじめてBCPを策定する組織にはお勧めかと思います。

BCP策定支援
事業単位から業務単位に細分化して、この切り口で、 経営資源の洗出しや被災シナリオの想定と、その状況下での初動対応、仮復旧活動、復旧活動等の検討を行い、表3に示す1〜10ステップをかけてBCPを策定します。

1.ステークホルダー分析の実施、基本方針の策定、事業影響度分析の実施
  1. ステークホルダーの要求事項を特定
  2. BCPの適用範囲を決定
  3. BCPを策定の基本方針を決定
  4. 中核事業とその復旧指標を特定
  5. スケジュールと推進体制を決定

2.推進チームへの教育
  • 推進チームに対する概要教育を実施

3.業務影響度分析の実施
  1. 中核事業を継続するために必要な業務活動を特定
  2. 業務活動の復旧指標を特定

4.経営資源分析の実施
  • 業務活動を継続するために必要な経営資源を特定

5.被災シナリオの決定
  • 災害に対して脆弱な経営資源を特定

6.事業継続戦略の策定、経営資源復旧方法の検討
  1. 事業を継続、復旧するための方針を策定。
  2. 経営資源の復旧方針や手順を策定

7.予防・低減策の検討
  • 経営資源の被災に対する予防・低減策を決定

8.業務復旧方法の検討
  • 業務活動の復旧方針や手順を策定

9.緊急時対応体制の検討、BCP文書の作成、演習の準備
  1. 災害に対処するための体制を決定
  2. 人命および経営資源の被害を低減するための行動方針や手順を策定
  3. BCP文書を作成
  4. 演習の目的や確認項目を決定

10.演習の実施
初動対応や復旧方法の実効性を検証
ここで策定したBCPの特長としては、以下のような点があげられます。
  • 全社的な初動・復旧対応イメージが各部門間で共有できる。
  • 各部門ごとの復旧行動を全社的な観点から最適化できる。
  • ボトルネックとなる経営資源が全社的な観点から明確になる。

BCMS構築支援
まずは上記の10ステップを行いBCPを策定し、これに以下に示す6ステップを行い、継続的な維持・改善を目指すマネジメントシステム部分を構築します。
11.マネジメントシステム関連規定の策定
マネジメントシステム関連の規定を策定。

12.年間運用計画の策定
確立、導入したBCMSを運用するための年間計画を策定。

13.教育・訓練の実施
BCMSを運用するための教育を全従業員に対して実施。

14.内部監査員教育の実施
内部監査員に対する教育を実施。

15.内部監査の実施
BCMSの運用状況を評価するために、内部監査を実施。

16.マネジメントレビューの実施
BCMSの運用状況を評価するために、マネジメントレビューを実施。

本サービスでは、フレームワークとしてISO22301を参照しているので、ここで構築したBCMSは、ISO22301の認証取得にも対応できます。以上について表3 BCMS構築支援サービス一覧に整理しました。

No ステップ 簡易BCP
策定支援
BCP
策定支援
BCMS
構築支援
1 ステークホルダー分析の実施、基本方針の策定、事業影響度分析の実施
2 推進チームへの教育
3 業務影響度分析の実施
4 経営資源分析の実施
5 被災シナリオの決定
6 事業継続戦略の策定、経営資源復旧方法の検討
7 予防・低減策の検討
8 業務復旧方法の検討
9 緊急時対応体制の検討、BCP文書の作成
10 演習の実施
11 マネジメントシステム関連規定の策定
12 年間運用計画の策定
13 教育・訓練の実施
14 内部監査員教育の実施
15 内部監査の実施
16 マネジメントレビューの実施
価格 20万円〜 130万円〜 200万円〜
■表3 BCMS構築支援サービス一覧
 おわりに
当社では、BCP作成支援ツール(図1参照)、道路損傷情報管理システム、緊急地震速報などの災害対策ソルーションを開発、提供しています。BCP作成支援ツールについては、自社におけるBCMS構築時に必要と判断した機能の追加、拡張を行う予定です。体験セミナーも開催しておりますので、ぜひ、ご参加ください。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1 BCP策定支援ツール
(Up&Coming '13 春の号掲載)
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