Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

ちょっと教えたいお話  最新コーデック事情
  • 今回は、動画・音声のデータや信号の符号化、復号化をする装置やソフトウェアである「コーデック(COCEC)」の技術や規格など、最新情報についてご紹介します。

コーデック(COCEC)は、CODER/DECODER の略で、もとは電気通信分野の略語です。データや信号の符号化、復号化をする装置やソフトウエアのことをさすのですが、動画コーデック、音声コーデックなどが有名ですよね。

動画コーデックの種類
最近では動画ファイルのコーデックについて悩まされることはなくなったのですが、ストリーミング配信が主流となった現在においても、動画コーデコックは使われています。
動画のコーデック一覧
 ・H.265|HEVC:最新iPhone、macOSなどでサポートされている。H.264の後継で圧縮効率が約2倍になっている。4K8K動画、高性能スマホでサポートされている。
 ・H.264|MPEG-4:Windows,ゲーム機、iPhone、mac等
 ・AVI:初期のWindows標準のファイルフォーマット
 ・MOV:AppleのQuickTimeで使われている
この中では、H.264が一番つかわれており、デジタルビデオカメラでもAVCHDという規格のなかで、コーデックはH.264、音声はAC-3方式となっています。

H.264とH.265の比較
H.264は2000年初頭から使われているプロトコルで、現時点では最も対応している機器が多いコーデックの一つとなっています。携帯電話のワンセグや、YouTubeの再生用コーデックとしても採用されています。H.265は4K8Kを伝送するために、H.264の半分のデータに圧縮できることを目指して開発されました。iPhone(iOS11以降)などで撮影したビデオデータはこれが採用されています。また、圧縮効率の高さからリアルタイムビデオ用のプロトコルとしても有利であるため、5G(五世代通信)、RTP(Real-time Transport Protocol)とあわせて自動車の遠隔運転用のシステムとしても研究開発が進んでいます。

H.264 H.265
メリット 対応しているデバイス数が多い 8K動画に対応、圧縮効率がH.264の約2倍
デメリット 高解像度には不向き。 対応しているデバイス数が少ない、再生に負荷がかかる
対応範囲 Youtubeなどの動画共有サービス、ワンセグ、ゲーム機 iOS11ビデオフォーマット
一部のスマートフォン
遠隔地リアルタイム配信

3D立体視、360度動画、新しい形式
映像の進歩について解像度4kや8kが話題にありますが、新しいタイプとして、360度動画、ステレオ(立体)視、またそれを組み合わせたものがあります。コーデックは既存のものを使用していて、撮影時(画像生成時)と再生方法での仕組みでの調整となるので、編集は通常の動画ツールで対応できます。
FORUM8のUC-win/Roadでは、この360度ステレオレンダリングができるようになりましたので、画像を使ってご説明したいと思います。
360度映像の例
単眼での360度全周囲の映像。通常のビデオで再生すると下記の通りとなりますが、専用の装置またはプレイヤーで再生することで、見たい方向の映像をみることができます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

360度ステレオ映像の例
左右それぞれの360度映像が見えます。専用のHMD装置(Oculus、VIVE等)が必要です。通常のビデオで再生すると下記の通りとなります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

コーデックと最新動画技術についての紹介ですがいかがでしたでしょうか。さらに次世代のコーデックとしてH.265の半分ノーデータに圧縮できるコーデックが開発されています。名称はH.266となるのでしょうか。なお、コーデックは音声にも種類があり、映像と音声との組み合わせにも方式があり、すべてをご紹介することができませんでした。機会があれば、それらについてもご紹介したいと思います。

 

前ページ
    
インデックス
    
次ページ



お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
11/22  弾塑性地盤解析(2D/3D)
11/26  都市の地震防災
11/27  基礎の設計・3D配筋(部
  分係数法・H29道示対応)
11/28  大型土のう/補強
  土壁の設計体験

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション