出島橋 鋼トラス橋 |
橋長 ● 36.7 m 幅員 ● 5.49 m |
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外国との玄関港湾都市であった長崎市は、異文化の影響が沢山あり、都市整備の橋梁でもその片鱗が見られる。「出島橋」は我が国の道路橋では最古の橋であり、「鉄橋」も旧い親柱や欄干が活かされ保存されている。九州では欠かせない「石橋・眼鏡橋」も観光の目玉で市民の誇りとして愛されている。世界新三大夜景の「長崎市」を訪ね、昼はこれらの橋を見て、夜は夜景に映える大型斜張橋やすり鉢状の港に浮かぶ船舶等を楽しまれること絶景である。
銕橋(くろがねばし)[別名:鉄橋] RC橋 |
橋長 ● 27 m 幅員 ● 6.0 m |
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現橋は3代目で「RC橋」であるが、親柱や欄干は初代のものが活かされている。
万関橋 鋼中路ローゼ桁橋 |
橋長 ● 210 m 幅員 ● 10 m |
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対馬には、上島と下島があり、狭い万関瀬戸航路は日本海軍によって戦艦を通過させる目的で開削され、そこに架けられた橋である。
玉之浦大橋 RC橋 |
橋長 ● 170 m 幅員 ● 6.5 m |
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下五島(五島市)では、福江島と島山島がこの「玉之浦大橋」で結ばれている。この橋を渡ると野生の鹿が生息しており、橋上では時折、鹿が駆けたりで、牧歌的な情景も離島ならである。
鷹島肥前大橋 連続複合斜張橋 |
橋長 ● 1251 m 幅員 ● 8 m |
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日比水道を跨ぎ、松浦市と佐賀県唐津市が結ばれている。蒙古襲来や元寇船の船底が発見されている遺跡も見所として楽しめる。
生月大橋 鋼トラス橋 |
橋長 ● 960 m 幅員 ● 6.5 m |
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生月島は、平戸島の平戸大橋を介し、本土と陸続きとなる。
歴史とロマンの島、平戸島への架け橋として建設され、その後に続く本四架橋工法検証でもあった。吊橋のメインケーブルは米国で確立したエアスピング工法が採用され、韓国の「南海大橋」で経験を積み、平戸で引続き実証して、本四の「下津井大橋」へと続き、完結した経緯がある。
九州各地にある「石橋」の中でも、本明川に架けられた本橋は諫早大水害の後、諫早公園に移設され《眼鏡橋》は国の重要文化財として石橋では最初の認定を受け、美しい姿を見せて訪れる市民や我々を楽しませてくれる。
西海橋 (国道202号線) 鋼アーチ橋 |
橋長 ● 316.26 m 幅員 ● 7.5 m |
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架設工法は本邦初の多点吊張出工法で
その後の手本となる。 |
我が国の三大急潮の一つである針尾瀬戸に架かる当橋は完成当時は東洋一、世界第3位の規模であった。当時の最先端技術や工法が駆使され、その後の長大橋建設の先駈けとなった。完成後は観光佐世保として海軍要塞の「針尾鉄塔」と共にシンボルであった。当時の紹介新聞記事によれば、有料橋であった為、渡らず手前の駐車場から眺めるだけで収入減を嘆いた公団幹部は「最下位橋」と呼び、反面、青年男女は「再会橋」と呼び恋が成就したと報じられている。その後、2006年(平成18年)に完成した隣の新西海橋とのコラボもなかなかの見栄えである。先ずは現地を訪ね、そのコラボが楽しめるスポットを探すことをお奨めします。
新西海橋 (西海パールライン) 鋼中路ブレースリブアーチ橋 |
橋長 ● 620 m 幅員 ● 14 m |
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