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最新Android携帯事情 |
HARDWARE INFORMATION
2012-No.2
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現在「スマートフォン」と呼ばれる高機能携帯電話が普及していますが、その中で最も注目を集めているOSがAndroidです。AndroidはGoogle社などが中心となって設立した規格団体(Open
Handset Alliance)によって提供されている、スマートフォンやタブレットPC、携帯情報端末等を主なターゲットとしたLinuxベースのオープンソースOSで、現在スマートフォンOSのトップシェアとなっています。ここでは、Android
OSを搭載したスマートフォンと、これに関連するフォーラムエイトでの取り組みをご紹介いたします。
■ 高い汎用性と自由度でトップシェア、ネットブックに迫るスペック |
高機能な携帯型情報端末は、「PDA」と呼ばれるカテゴリーで比較的早くから存在しており、日本では携帯電話が高機能化していましたが、2007年にApple社のiOSを搭載したiPhoneが登場し、スマートフォンというカテゴリーが確立したと言われています。その1年後の2008年にAndroid
OSが登場しますが、オープンソースによる高い拡張性と自由度、コストメリットやアプリケーションマーケットの充実などからメーカーでの導入が相次ぎ、スマートフォンOSの中でトップシェアとなっています。現在、最も普及しているAndroid
OSのバージョンは2.3.3(61.5%)で、最も新しいバージョンは4.0.3(1.2%)※1です。
ハードウェア面では、軒並み4.3インチ前後の液晶タッチパネルディスプレイ、1.0GHz程度のCPU、1GB程度のRAM、30-50GB程度のストレージ、720p(1280*720,
HDTV)程度の解像度が一般的で、スペックとしても現行のネットブックに迫っています。主なメーカーとしてはHTC,
Samsung, SHARP, SONY Ericsson等が挙げられます。
アプリケーション面では、前述の通りオープンソースであり開発環境も無償で手に入るため、メーカーのみならずユーザー側での開発も活発です。アプリケーションの配布場所や形態も基本的に自由となっており、公式マーケットでの公開の他、独自に配布する事も可能です。現在のAndroid
OS用アプリケーションの全体数は、約60万と推定されています。※2
■ Android対応VR-Cloud(R)をリリース、HPもスマートフォン対応予定 |
弊社では昨年度より、クラウド環境下でリアルタイムでVR空間を操作できるアプリケーションとして、VR-Cloud(R)をリリースしておりましたが、先月リリースを行ったVer.2.0でAndroid
OSに対応しております。
このVR-Cloud(R)では、弊社が新たに開発したプロトコル「a3S」※3とH.264の映像形式を用いることで、スマートフォンと通常の3G回線という環境でも高品質なVRデータをリアルタイムで利用できるようになっています。Android対応VR-Cloud(R)は、弊社HPの他、Android
Marketでの入手が可能です。Android OS 3.0以降の機種に対応しており、最新のVer.4.0を搭載したSamsung
GALAXY NEXUS(図2)やSHARP AQUOSPHONE 104SHでも動作確認済みです。
また弊社HPについてもスマートフォンへの最適化を予定しており、現在対応中です。
■出典
※1android developers 2012/03/12現在:http://developer.android.com/resources/dashboard/platform-versions.html
※2Androlib 2012/03/12現在: http://jp.androlib.com/appstats.aspx
※3■特許出願中【特願 2010-290022】
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▲図1 VR-Cloud(R)操作画面(上)。Android Market(下)から入手する事ができる |
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▲図2 SAMSUNG GALAXY NEXUS SC-04D |
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。 |
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(Up&Coming '12 春の号掲載) |
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