|
最新タッチパネル事情 |
HARDWARE INFORMATION
2013-No.2
|
|
|
|
|
|
|
最近ではパソコン用のタッチパネルの普及が進みつつあります。Windows8ではタッチパネルでの操作への最適化も大きな特長のひとつになっています。またタッチパネル搭載のノートPCも最近では登場するようになっています。今回はPC用タッチパネルの最新事情について記載したいと思います。
現状でタッチパネルの価格にはかなりの幅があります。21.5インチで3万円程度のものから19インチで20万円を超えるものまであります。使用目的に応じて適切な価格のものを選択する必要があるでしょう。安いものであればタッチパネル機能のない通常のディスプレイより少し高い程度ですので、購入してみるのもよいのかもしれません。
主なものに抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式、電磁誘導方式があります。
抵抗膜方式
感圧式とも言われます。接触をタッチパネルの電圧変化により検出します。接触物を選ばずに使用できますが、耐久性、透過率の点で不利となります。
製造価格も安価で現在もっともよく使用されています。
静電容量方式
アナログ容量結合方式とも言います。接触部をパネル4隅で特定し接触部を特定します。光透過率が高く分解能が高く反応速度が速い反面、ペンや手袋をした指などでの操作はできず価格も高くなります。近年携帯電話向けのものなどで使用例が増えており、投影型・表面型の2種類があります。
超音波表面弾性波方式
超音波を利用して接触部を判定する方式で、高画質、高耐久性、高信頼性と言った長所がありますが、誤認識する素材がある、水・液体に反応する、同時に複数に接触した場合、同時認識不可という欠点があります。公共情報端末、銀行、店頭端末、キオスクなどでよく使用されます。
赤外線走査方式
赤外線、イメージセンサーを使用し三角測量方式により接触座標を求めます。高透過率、接触物を選ばない大型化可能、高耐久性といった長所がありますが、フレーム部分が熱くなる、検出精度が外光の影響を受けやすいといった欠点があります。近年のPC用タッチパネルには本方式を採用したものが増えつつあります。
電磁誘導方式
ペンタブレットで使用されてきた方式で、接触には専用の入力デバイスを必要としますのでPC用ディスプレイとしてはあまり利用されません。検出精度や画面の透過率、耐久性に秀でています。専用デバイスが必要だという点は不意の接触を防ぐという長所と専用デバイスが必要という短所の一長一短ということになります。
タッチパネルディスプレイの通信方法
通信方法としてはUSBやRS232Cが良く使用されます。RS232Cについては対応していないPCも現在では少なくないため、使用する場合対応関係の確認も忘れないようにする必要があります。
■ フォーラムエイトのタッチパネルディスプレイへの対応 |
フォーラムエイト製品は、すでにWindows8に対応を完了しています。今後は、最適利用に向けての検討を行っていく予定です。また、FPB(フォーラムエイト・ポイント・バンク)の景品ラインナップとして、タッチパネルディスプレイProLiteT2451MTS-B
PLT2451MTS-B1(赤外線方式)をご用意しております。
|
|
※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。 |
|
(Up&Coming '13 春の号掲載) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|