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道路橋示方書改訂と製品対応
2002年2月7日 (株)フォーラムエイト


はじめに

 2001年12月27日に「橋、高架の道路等の技術基準」が改訂され、関係機関に通達されました。示方書の発刊は2月か3月の予定であり、新基準の適用は原則として14年度以降の設計に適用することとなっています。また、同時に「液状化が生じる地盤での橋台基礎の照査」については、現在工事中の橋等についても対応する旨の事務連絡が発せられたと聞いています。
 フォーラムエイトでは、2002年3月末までの製品の改良(電子納品対応、要望対応)に合せて道路橋示方書改訂への対応をおこなう予定です。

道路橋示方書改訂への対応、設計手法の今後の動向について

 当社では「道路橋示方書改訂案」に関する情報を入手し改訂内容の調査を行いました。入手した情報には、最終的な示方書の内容と異なる記述があるものと思いますが、性能規定化や新技術の導入のといった改訂の方向性や、新しく採用した設計方法等の大筋については大きく変わることは無いものと考えています。このことから、当社で得られた情報の範囲で、改訂概要と当社製品での対応予定等についてまとめ、早期に製品がリリースできるよう開発作業に着手することとしました。
 耐震設計の本流は、レベル1地震時に対しては「弾性時刻歴応答解析による耐震性能の照査」、レベル2地震時に対しては「材料非線形を考慮した時刻歴応答解析による耐震性能の照査」であることは間違いのないところです。これに関連して、今回の示方書でも「動的照査法」の必要性について随所に記述がなされています。
 「弾性時刻歴応答解析による耐震性能の照査」および「材料非線形を考慮した時刻歴応答解析による耐震性能の照査」においては、要素あるいは部材が所要の性能を発揮できる限界ひずみあるいはこれより定まる限界曲率、せん断耐力等を与えて解析を行い、これらを超えれば所要の性能を有していないと判断するといったことになると思われます。あるいは、応答値が制限値を超えないことを照査することになると考えられます。当社の製品においてこれらに対応できるものとしては「WCOMD」、「COM3(Fiber)」および現在開発中の「FRAME3D」です。動的解析による耐震性能の照査に対応するにはこれらの製品の充実が必要であると考えられます。
 一方、震度を与えて断面力を算出し許容応力度以内にあるか耐力や許容塑性率を超えないか等を照査する「静的照査法」は、今後2年位の間は耐震設計の主流とは言えないまでも、まだ多くの橋梁の設計に用いられるものと考えます。このため、フォーラムエイトとしては、設計者の便を考えて静的照査方法に対しても十分な対応をしていく予定であります。

道示改訂項目概要と当社製品の関わり

改訂内容を調査し、当社の製品に影響する改訂内容について概要を取りまとめました。

分類 改訂の概要 プロダクト名
橋脚
の設計
橋台
の設計
震度算出
(支承設計)
RC下部工
の設計計算
杭基礎
の設計
基礎の
設計計算
深礎
フレーム
フーチング  ・上側引張の場合の有効幅
 ・せん断スパンの定義
 ・せん断耐力算定時の引張側の定義
直接基礎  ・レベル2地震時の断面照査
 ・支持力算出時の寸法効果の考慮
杭基礎  ・先端支持力度、周面摩擦力度の改訂
 ・鋼管ソイルセメント杭の追加
 ・SC杭の追加
 ・既製杭プレボーリング工法の追加
 ・バイブロハンマー工法の追加
ケーソン基礎
鋼管矢板基礎
地中連続壁基礎
 ・先端支持力度、周面摩擦力度の改訂
橋台  ・修正物部・岡部法の地震時土圧(レベル1、2地震動に対する照査に適用)
 ・レベル2地震時のフーチング断面照査
 ・レベル2地震時の基礎の照査
免震  ・レベル2地震時の支承の設計変位
  橋脚に塑性化を考慮する場合:
   →橋脚の保有水平耐力に相当する水平力
  基礎に塑性化を考慮する場合:
   →基礎の最大応答変位に相当する水平力

対応製品の価格

 道路橋示方書の改訂及び電子納品/要望対応は、平成14年3月末日までのリリースを目指し、昨年より鋭意開発を進めていますが、製品価格については、改訂の最終的な内容決定を経て決定いたします。
 ただし、新規価格については、いずれの製品も現時点では、新規価格(定価)据え置きを予定しております。本発表以降、新規価格での新規購入の場合は、無償アップグレードが可能となる予定です。
 なお、改訂価格(バージョンアップ費用)、特別価格等は、近日発表できる予定です。

2002.3 フォーラムエイト製品全面改訂(道路橋示方書対応、電子納品対応製品)(PDFファイル)
ユーザ情報ページ(ID/パスワードが必要)では、「道路橋示方書改訂に関する調査結果および当社製品の対応に関するまとめ」 2002年02月07日(PDF 本文39page)のダウンロードが可能です。
(参考:上記ダウンロード可能文書の目次)
 1)改訂要旨
 2)当社製品における対応の概要
 資料@「フーチングの設計」に関するまとめ
 資料A「レベル2地震動に対する橋台基礎の照査」に関するまとめ
 資料B「レベル2地震動に対する直接基礎の照査」に関するまとめ
 資料C「免震橋、支承の設計」に関するまとめ
 資料D「その他、改訂にともなう確認事項」に関するまとめ

以上



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