財団法人 計算科学振興財団(FOCUS)は、次世代スーパーコンピュータの活用を図るため、研究開発及び産業利用の推進並びに広く普及啓発を行うことにより、計算科学分野の振興と産業経済の発展に寄与するために、兵庫県と神戸市ならびに神戸商工会議所により2008年1月に設立されています。
さらに、2011年4月には、次世代スパコン「京」の隣接地に産業界向けのFOCUSスパコンが整備され、高度計算科学研究支援センターが開設されました。
同施設の2階はフォーラムエイトのスパコンクラウド神戸研究室をはじめとして、民間企業・大学・研究機関の研究室が置かれています。当社のスパコンクラウド神戸研究室もこちらにございます。
また、上層階には兵庫県立大学大学院情報シミュレーション学研究科が2011年4月に開設されています。
同じFOCUS施設内ということもあり、弊社と兵庫県立大学大学院情報シミュレーション学科の先生方との間で、すでに共同研究や情報交流が始められています。
今後、このような産学連携による新技術の開発、製品のバージョンアップなどにおいて、先生方との共同研究の成果を盛り込んでいく予定です。
神戸市とは5月9日〜11日の3日間、東京ビックサイトにて開催された第3回 クラウドコンピューティングEXPO春に神戸市のブースにて民間企業でのスパコン活用事例として当社が展示・説明させていただきました。クラウドコンピューティングEXPO春では多くの来場者の方々がブースを訪れていただき、神戸市と当社の取組をご紹介することができました。
また、神戸市は次世代スパコン「京」の活用とともに1998年より、ポートアイランドにおいて先端医療技術の研究開発拠点を整備し、産学官の連携により、21世紀の成長産業である医療関連産業の集積を図る「神戸医療産業都市構想」を推進してまいりました。
現在、「神戸医療産業都市」には中核施設として「先端医療センター」「理化学研究所
発生・再生科学総合研究センター」「臨床研究情報センター」など11の施設が稼動、さらに「理化学研究所
京速コンピュータ『京』」「新中央市民病院」などの施設が整備中です。これら世界最高レベルの研究機関や、
続々と進出する200社を超える企業・団体の相互連携により、の医薬品、再生医療、医療機器などの臨床応用・実用化を図っています。なお、この「神戸医療産業都市」の取り組みは国家的なプロジェクトとしても位置付けられています。
当社はFOCUSスパコンを活用して、当社のバーチャルリアリティで表現する技術やシミュレーション技術を先端医療技術に応用を検討しており、神戸市が主催する交流会に参加して医療関連企業との交流を開始しております。
このような神戸市とのアライアンス活動が評価され、6月8日には、コンピュータソフトウェア協会(以下、CSAJ)開催の年度総会において弊社のクラウドサービスが「第8回CSAJアライアンス大賞」の特別賞に選ばれています。
さらに、6月1日は兵庫県副知事 金澤和夫氏が当社スパコンクラウド 神戸研究室を来訪し、視察されました。
金澤副知事には会社概要や製品情報、提供予定のスパコンサービスなどを紹介し、当社の新技術a3Sやシミュレーション技術に高い関心をお寄せいただいています。
フォーラムエイトは神戸に新たな拠点を設けたことにより、スパコンの活用、そして神戸市とのアライアンス活動を通じて新たな分野への挑戦が始まっております。今後、フォーラムエイトではさまざまな製品・サービスにスパコンを積極的に利用したいと考えております。
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■ FOCUSのみなさまと共に
フォーラムエイトの説明を受ける
兵庫県副知事 金澤和夫氏(左から1人目) |
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■高度計算科学研究支援センター(右)
次世代スパコン「京」の設置される
理化学研究所計算科学研究機構(左) |
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(Up&Coming '11 盛夏の号掲載) |
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