|
セキュリティソフト最新事情 |
APPLICATION INFORMATION
2013-No.5 |
|
|
|
|
|
|
近年、「クラウド」をアピールポイントとしたセキュリティソフトが増えてきています。これらの多くは、クライアント上でスキャン・評価したファイル情報、セキュリティソフトベンダが独自に評価した情報をクラウド上に世評として集計した結果から、実行するプログラムやアクセスするWebサイトが安全かどうかを判断しています。クラウド上の「世評」をもとに処理することで、定義ファイルの更新では間に合わない未知のマルウェアへの対応や悪意のあるWebサイトへのアクセスをブロックできます。
スマートフォン、タブレットが広く普及した現在、モバイル端末向けのWebサービスも広く利用されるようになってきた反面、端末にはこうしたサービスへのログイン情報や個人情報といった重要なデータも多く含まれるようになりました。スパイウェアや不正なWebサイトへのアクセスによりこれらの重要データが漏洩してしまうリスクが非常に高まり、モバイル端末のセキュリティ対策は今や無視できない状態になっています。現在のスマートフォン、タブレットに搭載されるOSはApple社のiOS、またはGoogle社のAndroid™が大半を占めます。これらはプログラムの公開前審査やインストールに関する方向性の違いがあり、現在発売されているモバイル向けセキュリティソフトのほとんどはAndroid™用となっています。
モバイル向けセキュリティソフトでは、PC向けのものと同じくアンチウイルスやスパイウェア対策に加えて、端末本体の紛失・盗難時の保護機能として遠隔ロックやデータ消去、GPS追跡などの保護機能を提供します。また、紛失・盗難に関する機能は最新OSでは標準でサポートされるようになってきています。
モバイル・プラットフォーム上の多くのアプリおよびゲームは、コンピュータ用のものと比べて機能が限定されシンプルですが、Delphi®
XE4の利用により、開発者はDelphi®のすべての機能(企業向けデータベースも含む)を使用し、スマートフォンとタブレット向けに高機能なアプリを提供できます。
■ Windows 8 はセキュリティソフトを標準搭載 |
Windows 8 では、アンチウイルス機能が標準搭載されています。Windows 7 以前のOSに対して無償で提供されているMicrosoft
Security Essentials と同等の機能が標準搭載されており、従来の Windows と比較して標準状態でのセキュリティが向上しています。ただし、標準的な機能となるため、より強固なセキュリティを望む場合はセキュリティソフトウェアを導入することもできます。
■ Windows XP におけるセキュリティ対策 |
既に報じられているように、マイクロソフト社はWindows XPのサポートを2014年4月9日に終了するようです。セキュリティソフトベンダの多くは、企業向けのセキュリティ対策ソフトについて、当面XPのサポートを継続する方針を明らかにしていますが、マイクロソフトのサポート終了後はOSにセキュリティの脆弱性が発見されてもパッチの提供が受けられないため、セキュリティソフトだけではこうした脆弱性を利用した攻撃を防ぎきれない可能性がある点に注意が必要です。
フォーラムエイトでは、社内PCやサーバ保護、製品出荷時のウイルスチェックなどのために、セキュリティソフト導入をはじめとした様々な対策に取り組んでいます。また、2013年9月27日に情報セキュリティマネジメントシステム認証(ISMS/ISO270
01)を取得し、クラウドサービス等の運用・管理におけるセキュリティをより一層強化しています。
|
■クラウドによるレピュテーション |
|
|
※社名・製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。 |
|
(Up&Coming '13 晩秋の号掲載) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|