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あけましておめでとうございます
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昨年は、景気後退が顕在化しつつある中で9月11日のNYテロ事件があるなど、21世紀の最初の年として波乱に満ちたスタートでした。
日本の経済構造は少しずつ改良されつつあるものの、なお過去の負債を大きく背負っていることは先行きに大きな不安材料として横たわっています。
特に今年、来年の2年間は建設業、設計業にとっては正念場かと思います。今、どのように行動するか、出来るか、が新たなパラダイムで活躍できるか、退場を余儀なくされるかの分岐点だと思います。
新たなパラダイムで活躍できるためにはこれに向かっての先行投資は不可避です。幸いにも当社は設立当初を除き無借金の健全経営を守ってきたことによってこのような厳しい環境の中でもペースを変えることなく開発投資を続けることができています。
私はこれからの設計業は次の3つの新しい流れの中で進んでいくものと考えています。
新しい流れの第1はこれまでのような分業、外注が許されてきた設計業ではなくなるということです。
第2の流れは、設計の単位がより大きくなり設計者はプロジェクトの全貌をより深く理解し、より広範囲に設計に携わらなければならなくなるというものです。この中には個々の構造物をどのような耐震性能とするかなどの性能照査の設計が入ることは勿論です。
第3の流れは、これまでの大量の設計、建設といった量の時代から地元住民とのコンセンサスにのっとった都市づくり街づくりが大きなテーマとなり、設計者は合意形成の段階からより深く関与する方向へ変って行くだろうということです。
1999年の秋にFORUM8 exhibition'99を東京、大阪、名古屋で開催し、第1の流れに備えて計算ソフトと作画ソフトの製品の統合、第2の流れに備えて材料非線形解析のプログラム開発、第3の流れに備えて合意形成支援ソフトUC-win/Roadを開発する旨発表いたしましたが、これまでに概ねその目標を達成できたものと考えています。
今年はこれらのうち既にリリースした製品の機能強化や品質向上に努めるほか開発途中の製品を完成させ、ユーザーの皆様が新たな時代に向かって挑戦されることをソフトの提供によってお手伝いします。
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営業担当役員
伊藤 裕二 |
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開発担当役員
Brent Fleming |
なお、昨年10月でもって馬場先、石河、田中の3取締役が任期満了に伴い役員を退任し、今後はそれぞれの担当業務に専念することになりました。新たに開発担当役員としてFORUM8(NZ)からBrent
Flemingを迎えました。現在、和田、伊藤、Brentの3人による新しい役員陣ですが、新たな流れに向かってさらに外部から新たな血および知の導入を図る予定です。
本年がユーザーの皆様にとって実り多き年でありますよう祈念いたします。
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2002年1月1日
代表取締役社長 和田 忠治
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