続く特別講演は、金沢大学理工研究域環境デザイン学専攻の沈振江教授による「VR技術とまちづくりの計画デザイン支援」。地方自治体の都市計画やまちづくりなどにおける経験を基に、都市デザインとVR利用の計画支援のアプローチについて、「Presentation for planning and design」「Planning learning」「Planning & design proposal」「Deliberation and planning review」「Future work and cloud-computing」といった観点から解説。自身が取り組んだ住民参加型のさまざまな事例を紹介しました。
東野輝夫教授
沈振江教授
休憩を挟んだ午後の部後半は、グリニッジ大学火災安全工学グループ(FSEG)ディレクターのEdwin R. Galea教授による「火災や避難のシミュレーションを通じた工学的な安全、安心および効率性」と題する特別講演でスタート。FSEGにおける安全・安心のモデリングに関する取り組み、そこでの「EXODUS」(避難シミュレーション)や「SMARTFIRE」(火災シミュレーション)などの各種ソフトウェア開発、データ収集、それらを活用してこれまで取り組んだシミュレーション例などを概説。その上で、新たにリリースされた「buildingEXODUS V6.0」の特徴やそれを使ったシミュレーション例、避難や大規模災害に関する最新の研究、同じく新たにリリースされた「SMARTFIRE V4.3」の特徴にも触れます。