ユーザ事例 |
基本設計の重視、住民との合意形成、公共事業の説明責任向上などにおいて、最もわかりやすい3次元ベースのビジュアルツールの活用は、近い将来標準的な設計アプローチとなるでしょう。UC-win/Roadは、標準的なツールとして、さまざまな分野のユーザで活用が始まっています。 |
●富士エンジニアリング(株) 名古屋市
名古屋ガイドウェイバス志段味線の走行シミュレーションで活用
同社技術部では、名古屋ガイドウェイバス志段味線の高架橋上・下部構造の設計業務を受託されています。『UC-win/Road』は、このガイドウェイバスの走行シミュレーションで活用するために導入されました。
ガイドウェイバス志段味線は、2001年3月23日に開業した日本で初めてのバスを利用した新交通システムです。専用の高架橋上を専用軌道走行バスが運行しています。同社では、フォーラムエイトの『UC-win/RC』を利用し、高架橋のラーメン橋脚や張り出し式橋脚の設計を行われました。『UC-win/RC』でも3次元表示により橋脚のプロポーションを確認しながら設計ができます。これをさらに進め、『UC-win/Road』でのシミュレーションを適用させることを名古屋市緑政土木局ガイドウェイバス路線建設事務所などにご提案されています。ビジュアルなプレゼンテーションは、今後の設計業務において重要なポイントであるとのお考えで、加えて営業的な戦略ツールにもなりうると考えられています。
完成したシミュレーションは、ガイドウェイバス路線建設事務所でデモンストレーションを行い高い評価を受けることができました。今回のシミュレーション作成では、『UC-win/RC』の3次元データが利用できたことで、効率よくデータの作成ができました。『UC-win/Road』では、今後リリースされる「UC-win/
FRAME」などの構造物3次元データも利用できる予定です。 |
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●アジア航測(株)仙台支店 仙台市
PI(Public Involvement)活動におけるコンサルタント業務の戦略ツール
同社道路計画課では、『UC-win/Road』を同社コンサルタント業務の戦略ツールとして活用されています。同課青砥課長は、こういったシミュレーション作成業務は今後益々重要になるだろうとの考えをお持ちです。道路計画において最も重要な「路線選定」は、これまで行政主体のいわゆる「行政指導型」で進められています。しかし「公共事業や政策の意思決定において、住民の意見を広く取り込む」いわゆるPI活動(Public
Involvement)の気運が高まりつつある現状を鑑みると、路線選定段階から住民の意見を取り込んでいく「住民参加型」の事業推進が望まれます。利用者である住民の意思を反映した"道づくり"の重要性を強調されています。走行シミュレーションは、そのための有効なツールとなります。
ところが、これまで一業務に約一千万円かかるといわれていた走行シミュレーションモデル作成業務を、路線選定段階で行う事はコスト的にも時間的にも困難であり、どうしてもある程度ルートが決定した後での作成に為らざるを得なかったとのことです。コストパフォーマンスに優れた『UC-win/Road』の導入により、低コストかつ短期間でのモデル作成が可能となり、住民参加型の路線選定を自治体に強くアピールできるようになったとのお言葉を頂きました。
同社では、今後このような3Dシミュレーション作成業務を広く公表していく一環として、同社ホームページに実際に業務で作成した『UC-win/Road』による走行画面をアップロードされる予定とのことです。
また、新会社『デジタル・アース・テクノロジー』社で提供されるデジタル航空写真を『UC-win/Road
2002 New Version』で利用できるようになり、更に有効な活用が期待されます。 |
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▲道路計画課の皆様 |
▲設計部部長 竹浦様 |
▲道路計画課課長
青砥様 |
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●J−FORCE 神戸市
道づくりにおける住民参加、住民合意形成を支援するCGツール
J−FORCE(山口俊博代表)は、個人事業者の共同作業により道路設計、土木構造設計、景観設計などをコンサルタントなどの協力者として活動を行なう組織として2000年10月に結成されました。J−FORCEは、その活動の中で2001年、神戸市須磨区で発足したまちづくり協議会の技術コンサルタントとして、住民主導で進める道づくりの技術支援を行うことになりました。このまちづくり協議会は、神戸市西須磨地区の都市計画道路事業において、天神町の自治会にあたる住民が自ら道路設計案づくりをする協議会です。当初の道路計画は4車線で、行政主体で進められていたものを景観や環境を考え2車線を基本として、遊休地に「歴史の道」や「住民センター」をつくる案が検討されています。
この住民主導で進める道づくりにおいては、誰にもわかりやすく、簡単に変更が可能なビジュアルなツールが求められます。コーディネータのあおぞら財団
傘木宏夫 主任研究員と J−FORCEの石田勝則氏は、UC-win/Roadを活用し、住民自らが検討案を修正するワークショップに協力されています。この設計案作りは、地元テレビ局であるサンテレビでも報道され、新しい取り組みが話題となっています。 |
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