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プログラム概要 |
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■斜面の安定計算 Ver.2
各種すべり形状(円弧すべり、複合すべり、任意すべり)及び各種湛水状態(空虚時、盛土直後、部分水中時、定常浸透時、水位急低下時)に対応した斜面安定解析プログラム。計算法としては、Fellenius法、修正Fellenius法、簡易Bishop法、簡便法をサポート。臨界面の自動追跡、コンターラインの描画機能や安全率あるいは抑止力臨界面の計算が可能です。また、c−φ逆解析や間隙水圧の変更、格子範囲の変更等の二次処理機能も豊富です。対策工として、サンドコンパクションパイルによる地盤改良後の安定解析、グラウンドアンカー設置状態での安定解析、必要抑止力計算、押え盛土計算の検討が可能です。計算書、図面出力も充実しており、比較一覧表の出力、図面のDXF出力、出力プレビュー機能、HTML出力などもサポートしています。電子納品対応として、Wordファイル出力、拡張子の変更、禁止文字対応、しおりの表示等をサポートしました。
対策工の設計計算(補強斜面安定計算含む)機能はありません。
■斜面の安定計算 Ver.3(対策工対応)
対策工対応版は、上記対策工機能に加え、のり面に対策工区(最大5工区同時計算)を設定し、対策工の設計計算あるいは、対策工施工後の斜面安定計算を行うことが可能です。対策工法は、設計計算機能として、ジオテキスタイル補強盛土工法、グラウンドアンカー工、のり枠工、杭工をサポートしています。対策工施工後ののり面安定計算機能としては、ジオテキスタイル補強盛土工法、グラウンドアンカー工をサポートしています。 |
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プログラムの機能と特長 |
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- 土質物性値の異なるブロックを任意な形状で取り扱うことができます。
- すべり形状として下記の5形状をサポートしています。
すべりの種類 |
円弧すべり |
複合すべり |
任意すべり |
円弧−円弧 |
円弧−円弧−円弧 |
円弧−直線−円弧 |
形状図 |
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|
|
|
計
算
法 |
Fellenius法 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
修正
Fellenius法 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
簡易
Bishop法 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
簡便法 |
× |
× |
× |
× |
○ |
中
心 |
中心固定 |
○ |
第一円→○
第二円→× |
第一円 →○
第二・三円→× |
× |
× |
格子範囲 |
○ |
第一円→○
第二円→○ |
第一円 →○
第二・三円→○ |
× |
× |
コンターライン
描画 |
○ |
第一円→○
第二円→× |
第一円 →○
第二・三円→× |
× |
× |
自動追跡計算 |
○ |
第一円→○
第二円→× |
第一円 →○
第二・三円→× |
× |
× |
半径固定 |
○ |
第一円→○
第二円→× |
第一円 →○
第二・三円→× |
○ |
× |
二
時
処
理 |
必要抑止力
表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
c-φ変更 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
c-φ逆解析 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
間隔水圧
値変更 |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧
倍率変更 |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
間隔水圧モデル→○
浮力モデル →×
浮力代替モデル→× |
押え盛土 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
テンションクラック |
○ |
× |
× |
× |
× |
対
策
工 |
ジオテキ
スタイル |
○ |
× |
× |
× |
× |
グラウンド
アンカー |
○ |
× |
× |
× |
○ |
杭工 |
× |
× |
× |
× |
○ |
のり枠 |
○ |
× |
× |
× |
○ |
- 過剰間隙水圧の有無、浸透流の有無、残留間隙水の有無などにより、以下の湛水状態をサポートしています。
- すべり土塊を分割した各スライスの有効重量を浮力(体積力)あるいは間隙水圧で考慮することが可能です。
- 等ポテンシャル線を入力することにより、すべり面での間隙水圧を計算することができます。
- 計算法として、Fellenius法、修正Fellenius法、簡易Bishop法、簡便法をサポートしています。
- マストカットライン、ネバーカットライン等を複数定義できます。
- 時計回り、反時計回りのいずれの方向も計算でき、最小すべり幅、テンションクラック深さの定義が可能です。
- 複数の集中荷重、分布荷重を設定でき、またこれらの土中への分布を考慮することができます。
- 臨界面の自動追跡機能があります。
- 安全率または抑止力のコンターラインの描画が可能です。
- 臨界面あるいは指定したすべり面に対してすべり面のc、φあるいは間隙水圧の値を変更することができます。
- グラウンドアンカー設置に対応した安定解析が可能です。
- 入力データ、解析結果をビジュアルに描画しますのでデータの確認・変更が容易です。
- 出力イメージを画面上で確認でき、必要な項目または、ページのみを印刷することができる出力プレビュー機能を有しています。
- 複数の計算結果を1つの表にまとめて出力できる比較一覧表出力機能をもっています。
- 図面および計算結果の比較一覧表のDXFファイル出力に対応しています。DXFファイルはCADソフト(UC−Draw等)で編集することができます。
- 結果画面でのSI単位と従来単位の単位系変換が可能です。
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▼機能・特長一覧表
項 目 |
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制限条件 |
格点数 |
1000 |
地層ブロック数 |
50 |
地層ブロックを構成する格点数 |
50 |
水位線を構成する格点数 |
50 |
集中荷重 |
個数 |
10 |
鉛直方向 |
○ |
水平方向 |
○ |
分布荷重 |
個数 |
10 |
鉛直方向 |
○ |
水平方向 |
○ |
格子点数 |
500 |
計算法 |
Fellenius法 |
○ |
修正Fellenius法 |
○ |
簡易Bishop法 |
○ |
簡便法 |
○ |
|
機能 |
粘着力の深度方向への増加に対応 |
○ |
複合すべり |
○ |
地震時検討 |
○ |
水没斜面考慮 |
○ |
非静水圧分布・地下水位の考慮 |
○ |
臨界面の自動追跡 |
○ |
安全率/抑止力のコンターラインの描画 |
○ |
すべり中心・半径の固定 |
○ |
必要抑止力の計算 |
○ |
必要抑止力臨界面の計算 |
○ |
ネバーカットライン(NCL) |
10 |
マストカットライン(MCL) |
2 |
マストカットポイント(MCP) |
1 |
c-φ変更計算・逆解析 |
○ |
間隙水圧の変更 |
○ |
押え盛土の計算 |
○ |
サンドコンパクションパイルによる改良地盤の
安定解析 |
○ |
グラウンドアンカーを考慮した安定解析 |
○ |
高品質プリンタ出力 |
○ |
結果数値情報 HTML出力 |
○ |
比較一覧表 DXF出力 |
○ |
図面DXF出力 |
○ |
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適用基準・参考文献
- 防災調整池等技術基準(案) (社)日本河川協会
- 建設省河川砂防技術基準(案) 設計編(T)
- 建設省河川砂防技術基準(案) 設計編(U)
- 土地改良事業設計指針[ため池整備指針]
- 土地改良事業計画設計基準 設計 ダム
- 港湾の施設の技術上の基準
- 道路土工指針 のり面工・斜面安定工指針
- 土質工学ハンドブック 第7章(斜面安定)
- 斜面安定解析入門 土質工学会
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プログラムの機能と特長(対策工)
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■ジオテキスタイル |
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適用基準:「ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル 改訂版、平成12年2月、財団法人土木研究センター」
設計項目:「内的安定(破断の検討)」「内的安定(引抜けの検討)」「全体安定(すべり破壊)」。 |
■アンカー工 |
|
適用基準:「グラウンドアンカー工設計指針、(社)日本道路公団、平成4年11月」。
アンカー本体設計項目:「引張材の断面照査」「アンカー自由長」「アンカー体定着長」など。 |
■杭工 |
|
適用基準:「地すべり鋼管杭設計要領、(社)地すべり対策技術協会、平成13年2月」。
設計項目:「安定計算(杭形式の判定)」「安定計算(不動層の根入れ長検討)」「安定計算(地盤の降伏・破壊)」「安定計算(杭谷側すべりFd検定)」「断面照査(曲げ照査)」「断面照査(せん断照査)」「杭前面受働崩壊(全体安定)」など。 |
■のり枠工 |
|
適用基準:「のり枠工の設計・施工指針、(社)全国指定法面保護協会、平成7年10月」、「フリーフレーム工法設計・施工の手引き、フリーフレーム協会、平成10年7月」。
のり枠本体設計項目:「横枠の設計(RC断面)」「縦枠の設計(RC断面)」「アンカー時(支圧応力度)」「アンカー時(地盤支持力度)」。アンカー工の設計項目が可能。 |
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▼機能・特長一覧表
一般事項 |
最大工区数 |
5 |
対策工の設計 |
ジオテキスタイルの設計 |
工法 |
補強盛土(1:1.0より緩勾配,8m以下) |
○ |
補強盛土(1:1.0より緩勾配,8m超) |
○ |
補強土壁(1:0.6〜1.0勾配) |
× |
補強土壁(1:0.6より急勾配) |
× |
設計項目 |
内的安定(破断の検討) |
○ |
内的安定(引抜けの検討) |
○ |
全体安定 |
○ |
アンカー工の設計 |
設計区分 |
のり枠工本体の設計を含む場合 |
○ |
アンカー材のみを設計する場合 |
○ |
工法 |
CCL工法 |
○ |
フレシネー工法 |
○ |
VSL工法 |
○ |
SEEE工法 |
○ |
ストロングホールド工法 |
○ |
設計項目 |
補強材の断面照査 |
○ |
アンカー自由長 |
○ |
アンカー体定着長 |
○ |
全体安定 |
○ |
杭工の設計 |
杭設計位置 |
Ru-Lx曲線 |
○ |
工法 |
くさび杭 |
○ |
補強杭 |
× |
せん断杭 |
○ |
抑え杭 |
○ |
設計項目 |
安定計算(杭形式の判定) |
○ |
安定計算(不動層の根入れ長検討) |
○ |
安定計算(地盤の降伏・破壊) |
○ |
安定計算(最大変位量) |
○ |
安定計算(杭間隔) |
○ |
安定計算(谷側すべりFd検定) |
× |
断面照査(曲げ照査) |
○ |
断面照査(せん断照査) |
○ |
杭前面の受働崩壊に対する検討 |
○ |
のり枠工の設計 |
のり枠種類 |
プレキャスト枠工 |
○ |
吹付枠工 |
○ |
場所打枠工 |
○ |
設計項目 |
横枠の設計(RC断面) |
○ |
縦枠の設計(RC断面) |
○ |
アンカー時(支圧応力度) |
○ |
アンカー時(地盤支持力度) |
○ |
補強斜面安定計算 |
補強盛土 |
ジオテキスタイル |
○ |
アンカー抑止 |
グラウンドアンカー |
○ |
×:申し訳ありませんが対応の予定はありません。 |
|
▼ジオテキスタイルの敷設長の設定
|
▼アンカー工法
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画面サンプル |
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▼入力メイン画面
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▼設計条件
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▼土質ブロック入力
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▼任意すべり線の入力 |
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▼解析例(円弧滑り・固定点)
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▼解析例(円弧・直線・円弧複合すべり)
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▼ジオテキスタイル敷設工区入力
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▼ジオテキスタイル対策工計算結果
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▼アンカー工計算結果、全体安定結果
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▼のり枠工計算結果(表層崩壊)
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▼二次処理(抑止力・押さえ盛り土)
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▼二次処理(c−φ逆解析結果)
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▼数値確認画面(土質データ)
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▼DXF出力編集(UC-Draw)
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▼印刷プレビュー
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▼Word出力例
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出力例 |
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▼結果プリント出力例
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▼HTML出力例
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▼図面出力例
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▼比較一覧表
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バージョンアップ価格 |
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プログラム名 |
対象製品 |
バージョンアップ価格/種別 |
改訂期限 |
斜面の安定計算 Ver.3 |
斜面の安定計算 Ver.2 |
\50,000 |
アップグレード |
- |
斜面の安定計算 Ver.2 |
斜面の安定計算 |
\80,000 |
旧版バージョンアップ |
※対象製品(斜面の安定計算)の「斜面の安定計算 Ver.3」へのバージョンアップ価格は、上記合計の\130,000となります。
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