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■ FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.30
■■■ 2012年1月25日
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■ http://www.forum8.co.jp （株）フォーラムエイト＆イエイリ・ラボ

●─────────＜イエイリ・ラボの目＞────────●

建設ＩＴジャーナリストの家入龍太です。

　フォーラムエイトでは、「バーチャル」な技術によって「リアル」な
　問題を解決するための製品開発が続々と行われています。
　
　例えば、駐車場を見つけるのが難しい都心で、バーチャルリアリティー
　空間によって空き駐車場を検索したり、ネットで予約したりする「e-
　Parking」システムや、トンネルでの火災といった非常時にトンネル管
　者が最適な対応がとれるように訓練するトンネルシミュレーターなどの
　システムです。
　
　農地の管理や地震時の調査などには、「AGUL AR.Drone」という4つの回転翼
　が付いた無人ヘリコプターを使った情報収集システムを開発中です。
　このヘリによって収集したデータによって、リアルな対象物の維持管理
　が効率化できそうです。
　
　今日は「バーチャル」と「リアル」をテーマに、フォーラムエイトの最
　近の話題を紹介します。
　
イエイリ・ラボ／家入龍太（http://www.ieiri-lab.jp）

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＝◆ トピックス ◆＝
■情報収集の新兵器、「AGUL AR.Drone」が東京本社を飛び回っていた
■VRで非常時の訓練！トンネルシミュレーターが国際アワード受賞
■UC-1からVR、クラウド、RoboCar(R)まで連携！駐車場ソリューションが登場

＝◆ トピックス ◆＝
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■情報収集の新兵器、「AGUL AR.Drone」が東京本社を飛び回っていた
http://www.forum8.co.jp/topic/hardware95.htm
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フォーラムエイトの東京本社のショールームが一段と充実しました。
後方までモニターに囲まれたドライビングシミュレーターや、本物の
電車のブレーキハンドルを備えた鉄道シミュレーター、手と足の動き
によってクルマの運転体験ができる巨大スクリーンのシミュレーター
など、ちょっとしたIT博物館のようです。

その一角に、ゴルフの練習場のような緑のネットで囲まれた空間があ
ります。

この場所で、4つの回転翼が付いた無人ヘリコプター「AGUL AR.Drone」の
飛行デモを行っています。

　コントローラーはiPad Touchやパソコンを使い、機体との間で直接、
　無線LAN接続することで30～50mまで離れて飛行することができます。
　無線のアクセスポイントを増設すれば、それだけ遠くまで飛ばすこと
　ができます。
　
　機体には前方・下方を映し出す超小型カメラや超音波高度計、6自由度
の小型慣性航法装置など、様々なセンサーが搭載され、自律制御により
非常に安定した飛行をします。

現在、機体に搭載したセンサーの情報を手元のパソコンに送り返して
くるシステムなどを開発中とのこと。

このヘリコプターにKinect(TM)のような空間計測装置などを取り付ければ、
室内の調査はもちろん、屋外でもトラス橋の部材をくぐり抜けたり、
箱桁橋の内部をぐるりと一周してきたりと、人間が苦労して計測や撮
影をしてきた仕事を、飛行によって行えそうですね。

そのデータをクラウドシステムにアップすれば、バーチャルな情報に
基づいて、技術者がリアルな構造物を点検するといった効率化も可能
になりそうです。実用化が楽しみですね。

▼最新デバイス「AGUL AR.Drone」
http://www.forum8.co.jp/topic/hardware95.htm

▼謎の無人機も飛来！フォーラムエイトで開発中の新兵器
http://www.ieiri-lab.jp/it/2012/01/post-55.html

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■VRで非常時の訓練！トンネルシミュレーターが国際アワード受賞
http://www.forum8.co.jp/topic/hot-news95.htm
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フランス・ボルドーにあるBMIA社は、フォーラムエイトのVRソフト
「UC-win/Road」を使って、トンネル管理者向けの事故対策トレーニ
ングシステム「G' VAL Training System」を開発しました。

トンネルの中で衝突事故や火災などが発生したとき、トンネル管理者
はドライバーに対する避難の指示や、消防や救助隊などへの出動要請
といった的確な指示を行うことが求められます。

G' VALシステムは、めったに起こらない事故の状況を、シミュレーシ
ョンで作り出し、トンネル管理者を対象に事故処理のトレーニングを
行えるようにしたものです。

実際の交通流を想定して、速度の遅いクルマや故障車も時々現れ、事
故や火災の際は煙も発生するようになっています。

この“世界初”のシステムは、国際的に高い評価を受け、昨年12月1日
に、フォーラムエイトとBMIA社は国際トンネルアワード（2011 NCE
International Tunnelling Awards）の「セーフティ・イニイアチブ・
オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

この賞は、トンネル業界での安全、健康、福利に貢献する最先端の技
術に対して贈られるものです。

日本製のソフトウエアを使ったシステムが国際的に評価されることは
珍しいのではないでしょうか。

このシステムを使ってトレーニングした「バーチャルな事故処理体験」
により、いざというときにより多くの「リアルな人命」が救えること
は素晴らしいことですね。

▼VRトンネルオペレータシステムが「国際トンネルアワード」を受賞
http://www.forum8.co.jp/topic/hot-news95.htm

▼トンネル事故対応を訓練！フォーラムエイトのVRソフトに国際アワード
http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/12/vr-2.html

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■ネットで駐車場を予約！VR-Cloud(R)でナビゲーションも行う「VR-Cloud(R) Parking NAVI」
http://www.forum8.co.jp/topic/up95-p49.htm
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フォーラムエイトは、駐車場関連のシステムをこれまでいくつも開発
してきました。

例えば、土木設計・解析ソフトの「UC-1」シリーズでは「車両軌跡作
図システム」や「駐車場作図システム」があり、模型のクルマ「RoboCar(R)」
をUC-win/Roadと連動させて自動駐車を行う「RoboCar(R) Auto parking
plugin」があります。

UC-win/Road上にUC-1で作った駐車場モデルを読み込むためのプラグ
インもあります。

さらに今年2月には、UC-win/RoadのVR空間を利用して空き駐車場を検
索したり、現地へのナビゲーションを行ったりする「VR-Cloud(R) Parking NAVI」の
サービスも始まる予定です。

このサービスを使うと、駐車場運営者にとっては離れたところのクル
マから予約が入るため駐車場の使用率が上がるというメリットがあり、
ドライバーにとっては空き駐車場を簡単に検索し、待ち時間なく利用
できるというメリットがあります。

VR-Cloud(R) Parking NAVIは、昨年、東京で開催された第5回国際VRシンポジウムで
ハーバード大学のKostas Terzidis准教授が発表した
「eパーキングシミュレーション」を基に開発されました。

このほど、フォーラムエイトでは、これまで別々に開発されてきた駐
車場関連システムを横ぐしでまとめた「ソリューション」にすること
により、相乗効果を生かした展開を始めました。

UC-1シリーズでリアルな車両の軌跡をデータ化し、それをUC-win/Road
に読み込んでバーチャルな駐車場モデルを作成。そのVRデータをRoboCar(R)
の自動駐車システムやVR-Cloud(R) Parking NAVIに活用するというものです。

クルマを出し入れしやすい駐車場を設計することから、ITやVRを生か
した運用や経営まで、駐車場のライフサイクル全体をカバーするフォー
ラムエイトのソリューションは、駐車場業界の近代化にも一役買いそ
うですね。

▼インターネットでの駐車場予約システム「VR-Cloud(R) Parking NAVI」
http://www.forum8.co.jp/topic/up95-p49.htm

▼パーキングソリューション詳細情報
　http://www.forum8.co.jp/product/parking.htm

□ホームページからのご案内 -----------------------------------

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