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■ FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.18 ■■■ 2011年 4月19日 ■ ■ http://www.forum8.co.jp (株)フォーラムエイト & イエイリ・ラボ ●─────────< イエイリ・ラボの目 >────────● 建設ITジャーナリストの家入龍太です。
設計者の道具と言えば、昔は計算尺や手回し式計算機だったのが、 今ではコンピュータになりました。 コンピュータはスピーディーかつ正確に設計できる半面、入力デー タに間違いがあったときは、間違った設計が出来上がってしまいま す。そんな問題を解決するシステムが登場しました。 ●─────────────────────────────● =◆ トピックス ◆=
■設計ミスを見逃すな!設計成果チェック支援システムをリリース ■本格的な動的耐震照査にも対応!設計チェックの外注サービス開始 ■古い機種でもOK!緊急地震速報を全登録ユーザに提供 =◆ トピックス ◆=
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■設計ミスを見逃すな!設計成果チェック支援システムをリリース http://www.forum8.co.jp/product/uc1/ijikanri/seika.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今から30年ほど前、土木工学科の学生だった私は、授業中に教官から
面白い話を聞きました。 「若い設計者がコンピュータで設計した図面を役所に持ってきた。し かし、それを見た古参の監督員は図面上の一点を指さして『ここが間 違っている』と一瞬で指摘した。 コンピュータは間違うはずがないと信じる若い設計者が渋々、チェッ クしてみたところ、ある部材の断面量を一桁間違えて入力しているこ とが分かった」、というものです。 入力データさえ入れれば、設計の仕組みが分からなくても設計ができ てしまうコンピュータ頼みの風潮は、ずっと以前からあったのです。 経験豊富なベテラン技術者の“勘”は、強力な武器でした。 しかし現代の設計は、設計内容が高度化・複雑化し、業務量も昔より ずっと増えています。こうした状況の中で、「設計ミス」を確実に発 見するためには、ベテラン技術者が果たしたのと同じような役割をコ ンピュータが担わなければなりません。 そこでフォーラムエイトは、「UC-1 設計成果チェック支援システム」 をリリースしました。 設計した構造物の形式や寸法、材質など必要最小限のデータを入力し、 過去の類似構造物との比較や、データをもとに設計計算を行った結果 との比較によって、設計が正しいかどうかを判断するシステムです。 ベテラン技術者の経験に、コンピュータによる定量的なチェックを組 み合わせたシステムと言えるでしょう。「最小の入力で、最大の精度」 を追求しているのが特徴です。 このシステムの開発事業は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総 合開発機構(NEDO)の平成21年度 第2回「イノベーション推進事業(産 業技術実用化開発助成事業)」に採択されました。 先日、フォーラムエイト東京本社で開催された無料体験セミナーは、 テレビ会議システムで名古屋、大阪、福岡にも中継され、各会場には 多くの参加者が集まりました。それだけ、期待されているシステムと 言えそうです。 ▼UC-1 設計成果チェック支援システム
http://www.forum8.co.jp/product/uc1/ijikanri/seika.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本格的な動的耐震照査にも対応!設計チェックの外注サービス開始 https://www2.forum8.co.jp/seika/default.dll ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 設計成果チェック支援システムは、システムAからシステムDまで4つの
サブシステムで構成されています。 類似構造物との比較でチェックする「システムA」や、構造物の代表的 な諸元を入力して計算する「システムB」は比較的、簡単に使えます。 一方、構造物の耐震性能を静的、動的にチェックする「システムC」と 「システムD」はチェックとは言え、かなりの入力項目がありますの で、大規模な構造物の場合は時間がかかる場合もあります。 そこでフォーラムエイトが用意したのが「設計成果チェック支援サー ビス」です。橋梁下部工や基礎工の耐震性能を「システムC」、「シ ステムD」を用いてチェックしてくれるものです。 フォーラムエイトの前身は建設コンサルタントなので、実務に詳しい 設計のプロがたくさんいます。耐震解析は1つの設計会社だけで行う と、ミスがあったときに発見しにくい場合もありますが、もう1つの チェックの目があることで安心できますね。 医療の世界では主治医以外のお医者さんに意見を聞く「セカンド・ オピニオン」という制度がありますが、これと似た方法を耐震設計 の世界に導入し、設計ミスを発見しやすくしたサービスと言えるで しょう。 費用は構造物の種類によって見積もりとなりますが、3径間連続橋 の場合で約21万円、配筋や形状の変化が大きい10径間連続橋の場合 は約69万円となります。 もし、UC-1ユーザなら、その設計データを提供することにより、 データ作成工数がぐっと減り、費用も安くなるそうです。 見積りは「設計成果チェック支援サービス WEB見積り」のコーナー から径間数やデータ提供の有無などを入力するだけで瞬時に行えま すので、一度、試してみてはいかがでしょうか。 ▼「設計成果チェック支援サービス WEB見積り
https://www2.forum8.co.jp/seika/default.dll/input ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■古い機種でもOK!緊急地震速報をF8の全登録ユーザに提供 http://www.forum8.co.jp/product/kinkyu-jisin.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東日本大震災の余震の影響で、首都圏などではテレビを見ていると
緊急地震速報のアラームが時々鳴り響きます。 フォーラムエイトはNPO法人リアルタイム地震情報利用協議会に入会 し、緊急地震速報を受信しており、2008年5月にスペリオールユーザ を対象として携帯電話への緊急地震速報の配信を始めました。 このほど、このサービスがフォーラムエイトの全登録ユーザに拡大 されました。登録に必要なのは、配信先のメールアドレスと住所や 位置情報だけです。 携帯電話会社のサービスより優れている点もあります。それはNTT ドコモの携帯電話サービスの場合、905iシリーズより前の機種など、 緊急地震速報が配信されない携帯電話への対応です。 フォーラムエイトのサービスは、これらの機種も含めて受信できる ようになっています。ユーザの方はいますぐ、登録しておいて損は ありませんよ。 ●───────────< あとがき >───────────● 東日本大震災の被災地では、急ピッチで仮設住宅の建設が始まって
います。一刻も早く、避難所で生活している被災者に、プライバシー の保てる住宅を提供するため、海外の建築家や仮設住宅メーカーも 協力しています。 米国の建築家、キモン・オーヌマ氏もその一人。BIM(ビルディン グ・インフォメーション・モデリング)の手法を使って、ネット上 で世界の建築関係者が連携し、日本の復興を支援しようというプロ ジェクト「BIMStorm Japan」をこのほど立ち上げました。 BIMStorm Japanのウェブサイト http://bimstorm.com/i/TokyoStorm.php 震災直後は各国から救援隊が日本に到着し、被災者の救出などにあ たりましたが、インターネットやBIMの普及で海外にいながら日本の 支援もできるようになりつつあります。 それは、逆に日本の建設業界が海外の被災地を支援することにもつ ながりそうです。 イエイリ・ラボ/家入龍太 (http://www.ieiri-lab.jp)
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FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.18 (発行部数:,) ─────────────────────────────── 株式会社 フォーラムエイト mailto:forum8@forum8.co.jp 東京本社 TEL.03-5773-1888 mailto:f8tokyo@forum8.co.jp 大阪支社 TEL.06-6882-1888 mailto:f8osaka@forum8.co.jp 福岡営業所 TEL.092-271-1888 mailto:f8fuku@forum8.co.jp 名古屋事務所 TEL.052-551-1888 mailto:f8nagoya@forum8.co.jp 窓口案内 http://www.forum8.co.jp/forum8/contact.htm FORUM 8 モバイルサイト http://www.forum8.co.jp/i/ |
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