5.不等流水位、HQ式流下能力 |
Q5−1. |
不等流の計算が収束しなかった場合などに、収束計算の履歴などを確認することはできますか。 |
A5−1. |
可能です。
直前の水位が算出されていれば、その水位に対する収束計算の誤差をグラフや表で結果画面に表示することができます。
- メインメニューの「計算条件|不等流計算条件」より入力画面「不等流計算条件」を開き、「収束曲線を作成する」にチェックを入れます。
- ツリーの「結果確認|不等流水位」から結果画面を表示すると、タタブ「収束曲線」が表示されます。
- この画面の左上のツリービューの測点断面を選択すると、その測点断面の各水位で不等流の計算誤差がどのように変化したかを見ることができます。 ヘルプ「操作方法|ツリービュー|結果確認|不等流水位」の「■収束曲線タブ」もご参考下さい。
|
|
|
Q5−2. |
不等流の計算データを「等流・不等流の計算・3DCAD」で読込むことはできますか。 |
A5−2. |
可能です。
結果画面「不等流水位」の左下にある「不等流計算ファイル保存」ボタンで保存すると、「等流・不等流の計算・3DCAD Ver.9」形式のファイルが保存されます。 |
|
|
Q5−3. |
不等流計算では、平均流速公式は何を使用していますか。 |
A5−3. |
レベル1aを使用しています。 「建設省河川砂防技術基準(案)同解説 調査編 平成16年8月発行」のP.110に記載されています。 |
|
|
Q5−4. |
HQ式流下能力の計算で、「データ数不足によりHQ式算定ができません」というエラーが出ます。 |
A5−4. |
H-Q式を作成するためには、2つ以上の結果が必要ですが、常流として1つしか解が得られなかった場合はエラーになります。 エラーを解消するためには、計算ケースを追加するか、既存の計算ケースの流量を常流として計算可能な値に変更する方法が考えられます。 また、限界水位や等流水位を含めてHQ式を作成することに問題がなければ、入力画面「計算条件|HQ式水位設定」で「等流水位を常にHQ式に考慮する」、「限界水位を常にHQ式に考慮する」にチェックを入れることで、限界水位や等流水位を含めてHQ式を作成することも可能です。 |