Q19−1. |
図面の立体表示はどうすれば行えるのですか? |
A19−1. |
まず「オプション」→「表示設定」→「3D表示」にスイッチをつけて下さい。
これで確定とすれば3D表示に変わります。この後、画面の3D図で右クリックをすれば表示項目の設定などが出来ますので回転等を選択下さい。 |
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Q19−2. |
Myは軸力が働いている場合のMy値なのか?働いているとすれば死荷重作用時と解釈していいのか? |
A19−2. |
道路橋示方書X下部構造編P381の17行目に以下の記載があります。
『鋼管杭においては死荷重が作用したときの杭頭反力を軸力として算出してよい。』によっています。 |
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Q19−3. |
「計算に失敗しました。構造系が不安定になりました。」のエラーメッセージはどういう場合に出てくるのか?
基礎地盤が全て塑性化領域になる場合と考えてよいか? |
A19−3. |
荷重をすこしずつ増加させていく時に、微小な荷重増加に対して、変位が求まらない場合のメッセージです。
必ずしも、基礎地盤が全て塑性化領域になる場合というわけではありません。
地盤の押し込み力等で生じている際には、それらを予め大きくすることが可能で有れば、計算が可能です。
極限押し込みとなる杭列数と極限引き抜きとなる合計列数が、杭列数−1 となると、鉛直力のカップルで水平力の増加を受け持つことができず、杭体で増加分を負担する事になり、杭体のモーメントが終局になるとそれ以上の荷重増加に耐えられません。
もちろん、杭前面がすべて塑性化する場合にも、不安定になります。
このメッセージ時の対策として可能な事は、以下の事が考えれます。
・杭長を長くして、極限押し込み力、極限引き抜き力を大きくとる。
・杭の鉄筋量を増加する。
・底版前面の抵抗を考慮できるか、検討する。
以上の方法でもだめな場合は、杭本数、杭径、杭種の変更が必要になると考えられます。 |
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Q19−4. |
計算すると「範囲チェックエラー」となり計算が出来ないが? |
A19−4. |
入力されている地盤データの着目点を全層にわたって細かいピッチにされている場合に生じます。杭の特性長から考え、1/β程度以深については細かいピッチにする必要はありませんので、ピッチを0.5mなどと変更していただき再度計算下さい。
これに該当しない場合はサポート窓口までデータを添付の上ご質問下さい。 |
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Q19−5. |
杭軸方向バネ定数Kvを印刷(ファイル出力)すると値が「0.000」となりますが? |
A19−5. |
Kvの計算値については、計算経緯の印刷 □杭の地盤バネ をチェック頂くと出力します。 |
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Q19−6. |
出力の杭反力の杭列番号は、どちらからの順番か? |
A19−6. |
杭反力の杭列は、作用外力の次に出力している「杭番号、位置、本数」の杭番号に対応しています。杭番号は、杭が押し込みになる側から、杭番号を付けています。 |
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Q19−7. |
釣合鉄筋量の算出に終局ひずみ等のデ−タが必要ですが、入力項目はないのか? |
A19−7. |
現仕様において、終局ひずみは道示Vコンクリート橋編 p.116
表-2.2.2 の 0.0035 を用いている為、入力の必要はありません。 |
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Q19−8. |
フーチングの無い(パイルベント橋脚など)場合は、保有耐力の入力(保有水平耐力、等価重量等)はどうしたらよいか? |
A19−8. |
上部工、はり部に考慮する設計水平震度が、道路橋示方書X耐震設計編p.60
式(5.2.6)のKhpになるような、保有水平耐力、等価重量を逆算して頂く必要があります。
なお、本プログラムはフーチングがあるモデルを前提(サポート対象)としていますので、パイルベント橋脚のようにフーチングが無い構造に適用されるときは、モデル化、適用性等について十分に検討された上で、設計者判断によりご使用くださるようお願いいたします。 |
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Q19−9. |
入力画面の基本条件2において、水位高さを入力すると浮力を考慮したケースのみを解析するのか? |
A19−9. |
水位高さを入力した場合には、浮力を考慮したケースのみの計算を行います。
その為、浮力有りと無しの両方を計算したい場合は、入力データを変更して2回計算する必要があります。 |
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Q19−10. |
橋脚保有耐力の入力項目で「等価水平震度、等価重量、保有水平耐力」の値は計算でどのように使われているか? |
A19−10. |
「等価重量、保有水平耐力」は、道示V p.60 (5.2.6)式で、Khpを算出するのに用いています。
「等価水平震度」は、計算には使用しておりません(入力データの出力(印刷)の際、重要なデータとして出力するためにのみ使用しています)。 |
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Q19−11. |
橋脚形状入力とした場合、「等価水平震度、等価重量、保有水平耐力」の内部計算が可能か? |
A19−11. |
「橋脚柱の保耐」はサポートしておりません(また、現在の設定項目では検討に必要な情報が不足しています)。別プログラムの「橋脚の設計計算」等であらかじめ、これらの値を求めておく必要があります。 |
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Q19−12. |
結果の基礎に載荷される荷重および杭反力の正方向はどう見れば良いのか? |
A19−12. |
下図の白抜き矢印の方向に慣性力が作用するとき、矢印方向が正としております(実線が杭反力、破線が基礎に載荷される荷重を示します)。
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