A3−1. |
「入力補助:一括設定」機能をご利用下さい。複数の支点を選択して、一括でデータを設定することが可能です。 |
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Q3−2. |
地盤データに対して杭頭位置を指定したいのですが可能でしょうか? |
A3−2. |
「杭配置|詳細配置|SGL~杭頭までの距離(m)」で指定が可能です。 |
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Q3−3. |
地層の登録のところで「評定法定数α」の入力がありますが、デフォルトで80が入力されておりますが、その根拠はどの書籍より引用しているのでしょうか? |
A3−3. |
「建築基礎構造設計指針 2001改定」P278に下記の記載がございます。
@)ボーリング孔内で測定して地盤の変形係数
粘性土 α = 80 砂質土 α = 80
A)一軸または三軸圧縮試験から求めた地盤の変形係数
粘性土 α = 80
B)対象土層の平均N値よりEo=700・Nで推定した変形係数
粘性土 α = 60 砂質土 α = 80
サンプルデータ「Kentiku_1.F9I」では、水平力の計算を「一様地盤中の弾性床上梁の解」としていますので「一様地盤」のタブで設定されたαが適用されます。
本サンプルデータは、「建築基礎構造設計例集 2004(日本建築学会)」に掲載される「3.1 粘性土地盤に建つ建物のPHC杭基礎」を参考としています。
この設計例では一軸圧縮試験より得られた変形係数α = 80を使用しています。 |
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Q3−4. |
鋼管場所打ち杭で、鋼管区間の主鉄筋の入力は0に設定できませんか? |
A3−4. |
鋼管無筋コンクリート構造には対応しておらず、鉄筋を無視する入力が出来ません。 |
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Q3−5. |
現地盤面はどこを指定すれば良いのでしょうか? |
A3−5. |
Ver.4
地層データを定義する上での1層目の上面位置を現地盤面とします。
この位置から、杭頭(基礎下面)までの距離の指定で地盤と杭の位置関係が決まります。
Ver.5〜
現地盤面については、BO孔口と名称が変更になりました。
地層データを定義する上での1層目の上面位置を指定してください。 |
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Q3−6. |
杭の登録で鋼管の入力を行っておりますが、鋼管長はどこで入力するのでしょうか? |
A3−6. |
断面を分割して、鋼管を設置する断面区間を指定します。
上から指定断面までを鋼管コンクリート断面として計算します。
「鋼管コンクリート杭」をチェックし、「鋼管区間」で断面数を指定して下さい。 |
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Q3−7. |
水平力の検討において、水平力だけ負担しない支点をモデル化する事は可能ですか? |
A3−7. |
Ver.4.1.3から、本ケースに対応しました。
設計水平力画面で、ブロック数を追加し、H=0.0、荷重ブロックNoを支点に割り当てる事でモデル化する事ができます。
Ver.5.0.0より、「支点データ」にて水平力を負担しない支点の設定が追加になりました。
本画面で、水平力を負担しない支点としていただくと荷重の設定でH=0.0のケースを作成する必要はありません。 |
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Q3−8. |
設計水平力の入力にある「分割数」とは、何を入れるのでしょうか? |
A3−8. |
荷重増分法により解析する場合の荷重の分割数を指定します。
分割数が多いほど精度が高まりますが、その分演算時間を要することになります。
荷重増分法による解析を行わない場合は使用されません。 |
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Q3−9. |
PC鋼材強度は、直接入力しかできないか。
直接入力しかできない場合、一般的な数値は何を入れればよいか。 |
A3−9. |
直接入力しかございません。
一般的な数値として「既製コンクリート杭−基礎構造設計マニュアル−建築編 2009年5月」に記述されている値をご紹介致します。
PC鋼材(N/mm2)
降伏強度 1275
引張強度 1420 |
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Q3−10. |
水平力の検討において、許容値を算定する軸力ケースを指定することが可能か? |
A3−10. |
Ver.5.0.0にて、軸力の関連付けに対応しました。
設計水平力画面にて、適用する軸力ケースの設定を行ってください。 |
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Q3−11. |
支持地盤面の設定を消したい |
A3−11. |
Ver.5より、設定を行うか否かの選択が可能です。
不要な場合は、チェックを外して下さい。
杭の設計地盤面、水位についても同様に設定を行う事が出来ます。 |
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Q3−12. |
液状化する層があるのですが、単純に低減係数短期で入れれば良いのでしょうか?
また液状化判定すれば、自動的に低減するのでしょうか? |
A3−12. |
水平力の低減係数については、直接指定することも液状化の判定を行い自動で計算することも可能です。
直接入力を行う場合は、「地層(登録)|多層地盤」画面で入力します。
液状化の判定を行い、かつ、「層ごとの液状化による低減係数βを算定する」がチェックされている場合は、自動で計算値が適用されます。 |
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Q3−13. |
杭頭の埋め込み長を考慮した入力は出来ないのでしょうか。計算書で搬入杭長を確認することができません。 |
A3−13. |
Ver.7.0.0にて、杭頭埋め込み長の入力に対応しました。 計算書には、埋め込み長を含む全長の出力を行います。 |
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Q3−14. |
パイルキャップ重量を指定または自動で計算する場合、設計水平力にその分加算されるのでしょうか。 |
A3−14. |
作用力を直接指定する場合は含まれません。 基礎部の慣性力にパイルキャップ重量による慣性力を含めてご入力下さい。 作用力を自動計算する場合は、パイルキャップ重量を考慮します。 入力および自動計算されたパイルキャップ重量を自動で反映しますが直接指定することも可能です。 |
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Q3−15. |
突出長を指定することが出来ますか。 |
A3−15. |
突出長の指定はございませんが、地盤と設計上の杭頭(基礎下端)の位置関係で
・地盤データがない部分(BO孔口より上の部分)
・杭の設計地盤面が設定されており、地盤反力が期待できない層の部分※
は、突出部として扱われます。
※杭の設計地盤面については、「地層(登録)」画面のヘルプボタンより表示されるヘルプをご参照下さい。
上記条件にて、突出部がある場合は、「杭配置」画面にて突出長を確認することが出来ます。
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Q3−16. |
パイルキャップ形状の自動計算にて、節杭の杭芯間隔を2.6Dと設定していますが反映されません。 |
A3−16. |
節杭の場合は、節部径を別径として扱いますので「杭径変化あり」として
a = d + d1
の式が適用されます。
杭芯間隔がお考えと異なる場合は、
(1)クリアランス寸法で調整する(一律に加算されます)
(2)パイルキャップ寸法自動計算のチェックを外し、杭芯間隔を指定する
のいずれかの方法で設定頂きますようお願い致します。
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Q3−17. |
支点数が多い場合に、許容支持力を簡単に設定する方法はないのでしょうか。 |
A3−17. |
Ver.8より、下記の機能をサポートしています。
(1) 杭単位での許容支持力の指定
(2) 許容支持力入力画面にて許容支持力の計算値を参照、反映する機能
上記機能により、支点数が多い場合も入力の手間を大幅に削減することができます。
また、許容支持力値の丸めにも対応しましたので、最終的に丸めた値を直接指定していた場合には、その必要がなくなります。
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Q3−18. |
許容支持力の入力に入れません。どうしたら入力できるのでしょうか。 |
A3−18. |
許容支持力の入力は「計算条件」−「基本条件」画面の入力条件で許容支持力・引抜き力の選択(直接指定/自動計算)から選択します。 こちらで「自動計算」が選択されている場合「許容支持力」画面に入ることはできません。
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Q3−19. |
多層地盤の入力において、途中に層を挿入したり、削除したりできないか。 |
A3−19. |
可能です。 挿入したい位置の下の行にフォーカスを合わせてInsertキーを押下すると上に行が追加されます。 層数の変更をすると下に追加されるので、中間に入れたい場合はInsertキーを使用して下さい。 行を削除する場合は、削除したい行を選択してDeleteキーを押下して下さい。
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Q3−20. |
礎符号を全支点に入力するのが大変です。何か方法はありませんか。 |
A3−20. |
Ver.9.0.0にて、入力補助として符号の一括設定に対応しました。
寸法が同一なフーチングを抽出して、同じ符号を一括で設定する機能です。
また、接頭記号を指定することで自動で符号を入力することも可能です。
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Q3−21. |
設計水平力画面の軸力指定(ケース指定/ブロックごとにケース指定)は、必ず2つ選択する必要がありますか? |
A3−21. |
入力上は必ず2つ選択していただく必要があります。
1ケースしか考慮しない場合は、どちらにも同じ軸力ケースを指定してください。
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