Q10.データ連動とファイル出力
はじめに:
フォーラムエイトでは、「UC−win/RC」をはじめとするUC−winシリーズなどの統合型製品の開発を進めるとともに、設計計算相互あるいは、設計-CADなどの製品間の連動や入力データ・計算結果・計算書・設計調書などのファイル出力機能を強化しています。これらにより、統合的なソフトウェア利用環境をご提供でき、今後の建設CALSなどでの電子データ交換にとっても、ソフトウェア利用上の重要な要素になるものと考えています。このたび、現在リリースしている当社製品の「ファイル出力」機能「データ連動・共有」機能を取りまとめました。ぜひとも各製品を有効かつ効率的にご利用下さい。
PDF表示(rendo.pdf、91KB) |
分類 |
プロダクト名 |
ファイル出力 |
データ連動・共有 |
HTML出力 |
TEXT出力 |
調表
(HTML)出力 |
保存 |
読込 |
共有 |
UC−win |
UC−win/RC |
◎ |
− |
○ |
UC−CAD(橋台、橋脚、擁壁、BOX ) UC−win/Road
、FRAME |
|
win/T&Wu |
UC−win/T&Wu |
◎ |
− |
− |
|
|
win/RC |
UC−win/WCOMD |
◎ |
− |
− |
|
|
win/Mesh |
UC−win/Road |
− |
− |
− |
|
UC-win/RC |
|
構造解析 |
FRAMEマネージャ(フルセット版) |
○ |
○ |
− |
RC断面、鋼断面、断面登録、DXF、(EXCEL) |
断面登録、UC-win/RC
UC-BRIDGE、BOX(EXCEL) |
|
FRAME(面内) |
○ |
○ |
− |
RC断面、鋼断面、断面登録、DXF(EXCEL) |
断面登録、UC-BRIDGE
UC-BRIDGE、BOX(EXCEL) |
|
断面 |
RC断面計算 |
○ |
○ |
− |
断面登録 |
断面登録、FRAME |
|
鋼断面の計算 |
○ |
○ |
− |
断面登録 |
断面登録、FRAME |
|
橋梁上部工 |
UC−BRIDGE |
○ |
○ |
− |
FRAME、断面登録 |
断面登録、GRID |
|
UC−BRIDGE(分割施工対応) |
○ |
○ |
− |
FRAME、断面登録 |
断面登録、GRID |
|
任意形格子桁の計算 |
○ |
○ |
− |
UC-BRIDGE、MB、DXF |
MB、JIP線系、
モデルジェネレータ |
|
PC単純桁の設計計算 |
○ |
− |
− |
|
|
|
橋梁下部工 |
逆T式橋台の自動設計計算 |
◎ |
− |
○ |
UC−CAD(橋台) |
|
杭基礎 |
重力式橋台の設計計算 |
◎ |
− |
○ |
UC−CAD(橋台) |
|
杭基礎 |
橋脚の設計計算 |
◎ |
◎ |
○ |
|
|
杭基礎 |
耐震設計 |
震度算出 |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
液状化判定 |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
杭基礎の地震時保有水平耐力 |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
基礎 |
杭基礎の設計計算 |
○ |
− |
○ |
UC−CAD(杭) |
|
逆T式橋台、重力式橋台、
橋脚、擁壁 |
直接基礎の支持力計算 |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
鋼管矢板基礎の設計計算 |
◎ |
− |
○ |
DXF(比較表) |
|
|
深礎フレーム |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
ケーソン基礎の設計計算 |
◎ |
− |
○ |
|
|
|
仮設構造物 |
土留め工の計算 |
◎ |
◎ |
○ |
土留共通 |
鋼材登録、土留共通 |
|
土留め弾塑性解析 |
◎ |
◎ |
○ |
土留共通 |
鋼材登録、土留共通 |
|
仮設構台の設計計算 |
◎ |
◎ |
− |
|
|
|
二重締切工の計算 |
◎ |
◎ |
○ |
|
|
|
道路土工他 |
圧密沈下の計算 |
◎ |
− |
○ |
|
|
|
斜面の安定計算 |
◎ |
− |
○ |
DXF(比較表、図形) |
|
|
BOX・カルバートの設計計算 |
◎ |
− |
○ |
UC−CAD(BOX) |
|
|
擁壁の設計計算(統合版) |
◎ |
− |
○ |
UC−CAD(擁壁) |
|
杭基礎 |
UC−CAD |
UC−Draw |
− |
− |
− |
DXF、(鉄筋表:EXCEL) |
DXF、鉄筋表データ
(鉄筋表:EXCEL) |
|
橋台配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
UC-win/RC、逆T式橋台、
重力式橋台 |
|
橋脚配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
win/RC |
|
擁壁配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
win/RC、擁壁 |
|
BOXカルバート配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
win/RC、BOX |
|
場所打ち杭配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
杭基礎 |
|
PC・RC中空床版橋配筋図 |
− |
□ |
− |
鉄筋表データ |
|
|
任意形RC構造物配筋図 |
− |
− |
− |
鉄筋表データ |
UC-Draw部品ファイル |
|
シンボル集@橋梁編 |
− |
− |
− |
任意形部品 |
|
|
シンボル集A道路・仮設編 |
− |
− |
− |
任意形部品 |
|
|
|
ファイル出力凡例 HTML出力→◎サポート、○結果出力サポート
TEXT出力→◎テキスト+画像、○プレーンテキスト、□入力データの出力 |
|
サポート情報:杭基礎の設計計算との連動について
(1)連動のための環境
●「杭基礎」連動可能なプログラム
「逆T式橋台の自動設計計算」、
「重力式橋台の設計計算」、「擁壁
の設計計算」、「橋脚の設計計算」
の4製品。
●連動の条件
・連動に必要な両製品がSI単位系でご利用できること
・インストール後製品版として起動していること(help→バージョン情報でプロテクトの確認)
・同じパソコンに製品がインストールされていること
・UC−1SERVER(COMSERVER)がインストールされていること
●UC−1SERVER(COM SERVER)のインストール方法
@橋脚以外の3製品の場合、最新版製品のインストール後、製品を最初に起動する際に、 UC−1SERVERのインストールをするかどうか確認してきます。ここで選択していただくと、setupが始まり自動でインストールします。
A橋脚の場合は、他の連動製品で@の作業が完了していれば、インストールの必要は有りません。他の連動製品と同じUC−1SERVERを使用します。
インストールされていない場合には、製品CD-R(統合CD
No.1には、含まれていません)のpierフォルダ内のExtraフォルダにある自己解凍形式になっているUc1comsv.exeを利用しsetupを行います。
Bホームページからダウンロードする場合も@の方法でインストールが可能です。橋脚については、ダウンロードされる際のEXTRA.EXEがAに該当します。
(2)設計での利用方法
●連動の手順
@主プログラムで安定計算を行う→連動ボタンにより杭基礎を連動する→「杭基礎」の作用
力に主プログラムで計算された作用力、フーチング形状がセットされる。
A「杭基礎」で詳細な杭データを入力し安定計算を行う→主プログラムの杭反力に「杭基礎」
で計算された結果がセットされる。
B主プログラムで以降の設計を行う。
●連動利用時の注意事項
・「杭基礎」は、連動時には主プログラムが終了しない限り、または連動機能を終了するまで終了できません。
・「逆T式橋台」「重力式橋台」「擁壁」では、杭基礎の場合、連動後、断面計算を行います。
・「杭基礎」で安定計算が終了していても、主プログラムで安定計算が終了していない場合(既存ファイル読み込みやデータ変更時)には、作用力がセットされていない為、主プログラムでの断面計算等は行うことは出来ません。
・橋脚以外の3製品で、杭連動を終了させるには、設計の考え方−安定計算時−設計方法で、「連動しない」を選択して下さい。このとき杭配置データ以外の杭情報は失われます。
(3)連動時の制限
杭基礎連動時の杭基礎側での制限等は以下のとおりです。
・フーチング形状を修正することはできません。
・荷重ケースに関わるデータ(名称,作用力等)を修正することはできません。
・杭基礎で既に作成されているデータファイルを読み込むことはできません。
・設計後に杭基礎データとして別途保存することが可能ですが、このデータは、杭基礎単独で設計された保存データと同じ取扱いになります。(杭基礎データとして保存されるため連動データとして扱われません。)
※計算終了後データを保存すると、連動機能を利用していた場合、杭基礎側で入力した構造などの連動データは連動側データファイルとして保存されます。次回読み込み時には、杭基礎が起動しますので、再度予備計算を実行し、杭の計算を行ってください。
(2000年1月20日現在の最新バージョン製品対応) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|