概要
●日時 : 2010年 8月 20日 開催 |
(Up&Coming 2010年11月号) |
2010年 8月 20日(金)、当社が主催する斜面の安定計算有償セミナーが地盤工学会CPD認定セミナーとして盛況に開催されました。
昨年の「道路土工要綱」の改訂に始まり、今年、「盛土工指針」が改訂され、土工指針の再編及び再体系化が現在進行しています。この土工指針改訂に伴い、今後、土構造物に対する性能設計の導入が本格的に推進されていくことが見込まれます。
当社では、この性能設計への移行に際する準備として、性能設計の基本的な考え方から、解析理論、プログラムの使い方、結果の照査までの一連の流れを、本セミナーを通じて発信することにより、技術者の皆様の性能設計へのすみやかな移行をご支援しております。
従来の仕様設計では、基準類に規定される計算式に準じた計算を行うのみで、仕様規定通りに造られた盛土が、地震や降雨に対してどの程度安定を保てるかは不明確で他構造物に比べると性能が曖昧でした。仕様規定から性能設計への移行に伴い、採用する解析方法や性能照査は技術者自身で考えなければならず、更なる工学スキルの向上が求められてきます。
本セミナーを通じ、受講者の関心はプログラム操作に留まらず解析理論の理解や性能照査の考え方へ広がっていることが実感されました。
耐震照査では、安全率が一時的に1.0を下回っても、必要とされる性能に応じた盛土の限界状態を超えない範囲で、盛土の塑性変形をある程度許容した将来挙動をシミュレートすることが必要になります。また「盛土工指針」では、これまで文章や図として明示せずに暗黙の了解としていた降雨に対する作用の照査が明示化されたことにより、今後は、浸透流解析の活用機会の増加が見込まれます。
最新の斜面安定解析技術に触れる機会として、エンジニア間での技術交流の場として、ユーザのみならず非ユーザの方にもが有益活用いただけるセミナーを企画しております。どうぞご参加ください。
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▲斜面の安定計算有償セミナー |
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▲性能設計の階層性と当社の対応 |
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▲浸透流FEM解析による降雨の作用に対する照査 |
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▲ニューマーク法によるレベル2地震動変形照査 |
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