次に、フォーラムエイト代表取締役 伊藤裕二氏、ビクトリア大学ウェリントン 建築・デザイン学部長 マーク・アウレル・シュナベル氏よりオープニング・トークが行われた(図7)。続いて、ビクトリア大学ウェリントン コンピューテーショナル・メディア・イノベーションセンター(CMIC)ディレクター 安生健一氏(Prof. Ken Anjyo)が「CG: Computational Media for Industries(産業分野のためのコンピュータメディア)」と題して基調講演した。安生氏は、今年12月に東京で開催されるSIGGRAPH Asia 2018のカンファレンス・チェアも務めている。マラエの中で行われたこれらのイベントは、普通の会議室でのそれとは異なり、神聖であった。
バスに乗り、建築・デザイン学部があるキャンパス・テアロキャンパスへ。
到着するや否や、World16セッションがスタート(図8)。小林佳弘氏(アリゾナ州立大学/米国)の司会により、今回参加した12名のWorld16メンバーが最近の研究成果の紹介とサマーワークショップで取り組む提案を順に行った(図9)。そして、小林氏より、今回のワークショップ・テーマ「ペチャクチャ・ナイト」が披露された。これは、48時間で何らかのVRシステムに関するアイデアをまとめ、その一部を開発し、最終的にプレゼンテーションするものである。ここまでは昨年と同様であるが、プレゼンテーションには、20枚のスライドを用意して、各スライドは20秒で話さないといけない点が新しい(20秒経つと自動的に次のスライドに変わる)。続いて、フォーラムエイトで社内表彰を受けたスタッフが各自の取り組みを紹介した。
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