いよいよワークショップスタート。まず、オープニング・トーク・セッションとして、フォーラムエイト代表取締役 伊藤裕二氏、MIT産業学際会代表 カール・コスター氏、MIT産業学際会所長 矢野敬二氏より、ウェルカム・スピーチが行われた(図14)。続いて、フォーラムエイト・アワード・セッションとして、社内表彰を受賞し、ボストン行きを果たした5名のフォーラムエイト・スタッフが紹介された。
|
|
|
14. ウェルカム・スピーチ:左から、伊藤裕二氏、
カール・コスター氏、矢野敬二氏 |
World16セッションでは、小林佳弘氏(アリゾナ州立大学/アメリカ)の司会により、今回参加した11名のWorld16メンバーが最近の研究成果の紹介とサマーワークショップで取り組む提案をそれぞれ行った(図15)。さらに、パワーポイントでのプレゼンテーション後、各メンバーに画用紙が配られ、サマーワークショップで実施したいプロジェクトについて更に詳しい提案内容を書きこんでいった(図16)。
|
|
|
|
|
|
|
15. World16プレゼン:(左)W16代表小林 佳弘氏、(上段左から)Thomas氏、Marcos氏、Kostas氏(下段左から)Matthew氏、Ruth氏、筆者 |
MITキャンパス内のレストランで昼食をとった後、軽い運動を兼ねて、MITキャンパスツアーへ。MITメディアラボが入る、槇文彦氏が設計した新しい校舎は、ガラスを多用して透明感に溢れていた。レゴ社が寄贈した校舎の模型がユニーク(図17)。フランク・ゲーリー設計のスタタ・センターの内部には、以前、MITのシンボル・グレートドームの屋根に一夜にして置かれたとされるパトカーが飾ってあった(図18)。当時は大騒ぎになったそうだが、実は遊び心に満ちたMITの学生による悪戯であり、本物のパトカーではなく、実物大で作った模型なのだそうだ。ツアー 一行は、グレートドームへ。夏休み真っ只中ということもあり、アジア各国を中心として高校生たちがキャンパスツアーに訪れていた。チャールズ川をゆったりと歩いて(図19)、会議室に戻り、ワークショップを再開する。
|
|
|
|
16. プロジェクト提案資料作成 |
17. MITメディアラボ校舎模型 |
18. 精巧なパトカー模型 |
|
19. チャールズ川沿いで集合写真 |
World16の各メンバーが昼食前に作成した、ワークショップでの開発内容を壁一面に張り出し、アイディアを順に説明。他のメンバーやフォーラムエイト開発スタッフが質問やアイディアを加えながら、ブラッシュアップをしていく。いわゆる、アイディアソンである(図20)。最終的には、共通のテーマができそうな提案を結び付けて、以下のようなチームづくりを行った。
Thomas Tucker & Dongsoo Choi氏(バージニア工科大学/アメリカ)
Marcos Novak氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校/アメリカ)×筆者
Kostas Terzidis氏(前掲)×Amar Bennadji氏(ロバートゴードン大学/イギリス)
Matthew Swarts氏(ジョージア工科大学/アメリカ)×Marc Aurel Schnabel氏
(ヴィクトリア大学ウェリントン/ニュージーランド)
Paolo Fiamma氏(ピサ大学/イタリア)×Ruth Ron氏(シェンカル工科デザイン大学/イスラエル)
Wael Abdelhameed氏(バーレーン大学/バーレーン)
|