S3D産業応用研究シンポジウム 主催:三次元映像のフォーラム・三次元映像学会
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●日時 :2012年12月5日 ●会場 : 中目黒プラザホール |
(Up&Coming 2013年1月号) |
2012年12月5日、中目黒プラザホールにて「S3D産業応用研究シンポジウム−応用分野の拡大とその将来−」が開催されました。S3Dとは、一般にStereoscopic
3Dの略で、立体視と呼ばれることもある技術です。2010年頃、立体視対応テレビが各社から発売されたのが記憶に新しいところで、身近なものとなりつつあります。今回のシンポジウムは、三次元映像のフォーラムが主催し、三次元映像学会(103回研究会)として開催され、弊社が後援・協力を行いました。
シンポジウムの副題にもあるとおり、S3D(立体視)映像はエンターテイメント分野での活用が目立っていますが、最近では、産業・医療・教育・訓練などそれ以外の分野における活用が大きく広がりを見せています。シンポジウムでは、3つの講演と、弊社、東京本社における体験研究が実施されました。
1つめの講演は、弊社から立体視にも対応したVRソフトウェア「UC-win/Road」の風解析結果の可視化など、エンジニアリング分野における活用事例や、クラウド型VR「VR-Cloud®」の将来のS3D(立体視)への応用などについての発表。2つめの講演は、大阪大学
大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 准教授 福田知弘氏が、「景観まちづくりにおけるVR/AR研究の今」と題して、現在取り組んでいるVRを用いたまちづくりの事例紹介や、VR-Cloud®による、遠隔プレゼンテーションの実演、AR技術、パノラマ写真システムを用いた景観検討の研究事例などについて発表されました。積極的にVR/AR技術を景観まちづくりに取り入れており、大変興味深い講演となりました。
3つめの講演は、プロジェクションマッピング協会 アドバイザー、アンビエントメディア
代表 町田 聡氏が「プロジェクションマッピングの動向」と題して3Dプロジェクションマッピングの事例紹介や、実際にプロジェクションマッピングを実施する際の注意点など現場経験のある同氏の立場から、興味深い発表をされました。
今後産業分野において、S3D(立体視)技術の活用はハードウェア・ソフトウェアの進化とともに広がりを見せるものと思います。弊社でも積極的に新しい技術を取り入れたソフトウェア開発に取り組んで行きますので、ぜひご期待ください
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■大阪大学 准教授 福田知弘氏による講演 |
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