模型 - VR連携の都市プレゼンテーションシステム
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(Up&Coming 2010年9月号) |
2010年6月23(水)〜25日(金)に東京ビックサイトで開催された「第18回3D&バーチャルリアリティ展」に出展いたしました。弊社ブースでは、UC-win/Roadを中心とした展示を行い、大阪大学福田知弘准教授のご協力の下、MR/ARコーナーの1つとして模型とVRとを連携させた都市プレゼンテーションシステムを展示しました。
これは、UC-win/RoadのVRデータと模型を連携させ、レーザポインタで模型を指すことでVR空間の移動や視線方向の変更ができるシステムです。データは実際の大阪の都市をモデルに作成されています。
システムは、模型、Webカメラ、レーザポインタ、VR空間を表示するためのディスプレイとUC-win/Roadによって構成されています。VR空間を見ながら、模型上の視線を向けたい、または移動したい位置をレーザポインタで指すと、その位置がWebカメラで取得され、ディスプレイのVR空間上に反映されます。
このシステムは、レーザポインタの操作を検出する部分と、検出した情報をUC-win/Roadに渡してVR空間に反映させる部分とに分かれています。操作を検出する部分では、模型の上方に設置されたWebカメラで撮影した画像を処理して、レーザポインタの指した場所の座標を検出しています。また、模型にはマーカーがついており、マーカーを基に座標を検出して、VR空間と模型上の位置の同期を取っています。一方、UC-win/Roadに情報を渡してVR空間に反映させる部分ではUC-win/Road
SDKが用いられており、UC-win/Roadのプラグインとして機能しています。
VRは表現力・柔軟性が高く、車を走らせたり気候条件を変えられるなど、模型では不可能なことができますが、一方で模型と比べて直感的ではありません。このシステムでは、VRと模型を組み合わせることで、VRのみに比べて直感的で容易な操作を可能としています。
また、弊社ではUC-win/Roadなどで作成したVRデータを3Dプリンタで出力し、実際の「模型」を作成するサービスの提供を開始し、展示会当日も3Dプリンタによって作成した模型を一部使用しました。このサービスを活用することで、UC-win/Roadの3次元データから模型を出力し、容易に模型とVRの連携システムを構築することが可能となります。
本システムは、2010年11月に発刊予定の「土木建築エンジニアのプログラミング入門」に詳しく紹介されます。そちらも併せて、今後の福田准教授とフォーラムエイトの動向にご期待ください。
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▲展示会当日の様子 |
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▲大阪都市の模型 |
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▲大阪都市のVRモデル |
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