神戸市主催セミナー●2011年8月2日(ベルサール八重洲)/神戸の集い●2011年8月4日(東京會舘) |
(Up&Coming 2011年9月号) |
フォーラムエイトでは、次世代スパコン「京」に隣接して建設されたFOCUS内にスパコンクラウド神戸研究室を開設し、スパコン環境と大規模ストレージ環境を有効活用できるソフトウェア・サービス開発および運用支援を開始しています。また、国家的なプロジェクトとして位置付けられている「神戸医療産業都市」を背景として、スパコンを活用したVRやシミュレーション技術の先端医療技術への応用も検討しています。
このような流れから、8月2日、「次世代技術を融合した拠点づくりでリードする神戸での取り組み研究」と題された神戸市主催のセミナーに参加し、「スパコンを利用したクラウド・シミュレーションサービス」についての講演を行いました。
講演ではまず、VR、FEM、土木設計CADを中心としたフォーラムエイトの展開に加えて、神戸市とのアライアンス活動が評価されたことで「第8回CSAJアライアンス大賞」特別賞を受賞した、VRと土木設計CADのクラウドサービス(VR-CloudTM)について説明。さらに、今村教授(東北大学)との業務提携による津波研究の取り組みについて、Up&Coming7月号「東北ユーザー特集」のムービーと併せて紹介を行いました。 そして、このような津波解析やシミュレーションなどの高度な計算処理にはスパコンが必要とされていること、今後ますます、シンクライアントの重要性、サーバやデータ管理の必要性がセキュリティ面からも重視され、安心・安全な社会をつくる最先端の科学技術が求められるようになっていくのではないかという背景について触れた上で、フォーラムエイトのスパコンクラウド神戸研究室の取り組みについて紹介。神戸市とのアライアンス活動や、FOCUS施設内に開設された兵庫県立大学大学院情報シミュレーション学研究科との共同研究・情報交流などの経緯、スパコンを活用して提供する具体的なサービスについて報告しました。
最後に、BIMをテーマとして2011年10月に開催される建築デザインのコンペティション、Build Live Kobeについても告知。フォーラムエイトが前回2回のコンペティション参加に続き、今回はイベントへの協力という形で参画することや、神戸市が所有するポートアイランドの「京コンピュータ前駅」近くの研究・文化施設用地に、ユネスコ認定の「デザイン都市・神戸」にふさわしい建物を設計するという課題について触れました。この講演後の懇親会にはさまざまな異業種の方が集まり、活発な交流が行われました。
続いて8月4日には、在東京で神戸にゆかりのある政界、経済界、官界の方々など約800名が集まり、神戸市の産業基盤の整備状況、神戸医療産業都市構想や神戸空港等の主要プロジェクトについての情報交流を行う「神戸のつどい」にも参加しました。ここでは、震災経験都市として神戸市とコラボレーションを行った仙台市のパネル・カタログ展示もあり、神戸市長、仙台市長をはじめとして幅広く交流を行うことができました。
このように、神戸に新たな拠点を設けたことにより、当社はスパコンの活用や神戸市とのアライアンス活動を通じた新しい分野への挑戦・交流を開始しています。データセンターの設立なども視野に入れ、スパコンを利用した新しいソリューション・サービスを積極的に展開して行きたいと考えています。
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■神戸市主催セミナーでのフォーラムエイトによる講演(左)と懇親会(右)の様子 |
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■「神戸のつどい」では、神戸市 矢田市長(左)、仙台市 奥山市長(右)とも交流 |
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■神戸市(左)と仙台市(右)のパネル・カタログ展示。震災経験都市としてコラボレーション |
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■約800名が参加する盛況となった |
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■神戸を代表するお土産。仙台からは萩の月が |
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