(Up&Coming 2003年10月号) |
フォーラムエイトでは、UC-win/FRAME(3D)協議会を10月8日大阪、10月10日東京にて開催し、数多くのユーザ関係の皆様にお集まりいただきました。大変盛況な協議会となり、動的非線形解析に対する関心の高さを感じさせられました。「性能規定」への移行が徐々に進み、より高度な解析手法を用いて合理性を追求し、技術力を強化する時代へと進んでいると言えます。
フォーラムエイトでは、UC-win/FRAME(3D)を2002年11月にリリースし、道路橋示方書における動的照査をサポートする動的/静的荷重による幾何学的非線形/材料非線形解析プログラムを提供しています。また、先進のインターフェースが一般的な線形解析、弾性解析にも役立っています。
本協議会では、今回は第1回を記念して、当社技術顧問 後藤茂男(佐賀大学名誉教授)による記念講演「有限要素構造物の幾何学的非線形解析」を実施いたしました。理論的な解説に加え、解析プログラムによる具体的な構造のビジュアルな超大変形解析結果をご覧いただきました。
UC-win/FRAME(3D)の最新バージョンVer.1.02は、UC-win/Sectionとの統合による断面力計算機能強化、シーケンス載荷における最大・最小抽出機能追加による解析結果の照査時間の短縮が図られており、これをモデルジェネレータ・マージ機能のデモンストレーションと合わせて説明いたしました。また、適用事例、解析事例紹介では、『動的非線形解析結果例を用いて照査までの手順の説明』、『地震時保有耐力法と動的解析結果との比較および結果の評価』を交えた説明を行いました。ラーメン橋の既往の解析結果と2方向加震結果との比較、偏心橋脚の大変位と微小変位による計算結果の違い、RCラーメン橋脚と連続桁、ラーメン橋脚、配水池柱壁構造などの具体的な事例を紹介いたしました。
今回は、協議会として、ユーザの皆様のご意見、ご要望をお聞きし、今後の製品改良に役立てていく場としても有効で活発なご意見ご質問を承りました。以下に今後の参考として質疑応答内容を報告いたします。
UC-win/FRAME(3D)は、次バージョンを2003年12月にリリースする予定としており、新機能として「活荷重対応」、「PC荷重自動生成」、M-φ[Takeda]モデルによるRC部材の非線形解析」(Optionを予定)など大幅な機能追加を予定しています。
UC−win/FRAME(3D)協議会 Q&A |
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▲当社技術顧問 後藤茂男(佐賀大学名誉教授)による
記念講演「有限要素構造物の幾何学的非線形解析」 |
▲当社開発、技術サポートスタッフよる説明、質疑応答 |
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