出展概要
●日時 : 2010 年 8月 31日〜9月 3日 ●会場 : オーストラリア・キャンベラ |
(Up&Coming 2010年11月号) |
オーストラリアで年に一度開催される交通安全イベント、「オーストラリアRoad
Safety Research、Policing、Educationコンファレンス」。2010年のテーマは「安全システム-その最新情報と実施-」このテーマは今後の国家道路安全戦略を担う安全システムの理解と導入の重要性を示しています。安全システムへのアプローチは交通安全向上への基本指針としてオーストラリア交通審議会(ATC)によって承認されました。この会議は下記を目的とし、オーストラリアから交通安全関係者が集まりました。
- 道路安全における最新研究と実験の紹介。(特に国家道路安全の優先事項について)
- 教育、実施、作業、道路環境における道路安全研究と実験の利点について議論する機会の提供。
- 交通安全政策、計画、研究、実験、および評価に関する革新や進歩および新しい方向性の提示。
オーストラリアやアジアの大学から約400人の参加者が集まりました。政府(地方、州、国)、警察、教育・訓練部門、技術者、自動車メーカー、および民間企業の関係者が集まりました。
1人目の基調講演者は、アメリカのジャーナリスト兼ブロガー、トム・ヴァンダービルト氏でした。最近の著書「となりの車線はなぜスイスイ進むのか?交通の科学(原題Traf-c:
Why We Drivethe Way We Do(and What It Says About Us))」(http://www.howwedrive.com/) では、コントロールの錯覚などを例に挙げ、ドライバーの錯覚に関する問題に取り組んでいます。同氏は、「鏡に映っているものはみかけより複雑である」と題した講演を行い、ドライバーの社会的な相互作用について論じました。具体的には自動車を運転する人間の偏った認識傾向、環境と行動などについて述べました。2人目の基調講演者、オランダ国土交通省、ネル・オーランド氏は、1970年代は3,000人であった交通事故死亡者数が2009年には720まで減少した背景を説明しました。2020年まで道路通行料金を持続的に改良し続けるために、国の道路安全戦略で実行可能なことは何かといった質問への回答を述べました。
2日間にわたるプレゼンテーションは、「速度-政策とインテリジェント速度適正」「若年・高齢・アルコール/ドラッグ使用したドライバーの行動」「オートバイドライバー、車両と道路工学と教育プログラム」の3つの分野に分けて行われました。
フォーラムエイトは数少ない展示会スポンサーの1つで、UCwin/Roadソフトを用いた3画面LCD、ドライブシナリオを搭載した研究用ドライブシミュレータを展示しました。多くの関係者がシミュレータを試乗運転し、自身の研究で活用できる可能性について話し合う機会となりました。
注目すべきは多くの大学の研究者や教習所関連者が、現在シミュレータを所持していないが今後導入したいと考えているということです。今回のRoad
Safety Conferenceのような規模の大きい会議で展示を行った場合、この分野における研究や教育システムの主要サプライヤーとして、フォーラムエイトの存在を強固にする機会につながると実感できました。また、トム・ヴァンダービルト氏がフォーラムエイトブースで、ラウンドアバウトシミュレーターを運転する様子が、地元紙キャンベラタイムズ紙で取り上げられました(開催地であるキャンベラには多くのラウンドアバウトがあります)。
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▲フォーラムエイトブース |
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▲フォーラムエイトのドライブシミュレータを運転する基調講演者
(キャンベラタイムズ紙記事2010年9月3日(金)) |
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▲展示ホール内受付の様子 |
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▲Road Safety Conference 2010 |
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