●日時 : 2011年1月25日〜26日開催 ●本会場 : JaSST'11 Tokyo 実行委員会 |
(Up&Coming 2011年3月号) |
「ソフトウェアテストシンポジウム2011東京:JaSST'11 Tokyo(JaSST:Japan
Symposium on Software Testing)は、ソフトウェアテストをキーワードとして、研究や事例などさまざまな情報を発信・共有する目的で開催されるイベント。2003年に始まり今回で9回目を迎えるこのシンポジウムには、ソフトウェアテスト技術者のみならず、開発者、管理者、品質管理技術者など、さまざまな参加者が集まります。
フォーラムエイトは、同シンポジウムで過去5回に渡って論文を発表し、テスト技術および手法の向上を図ってきました。今回は、弊社のソフトウェアテスト担当社員による「UWSCを用いた自動回帰テストの評価」と題した論文を発表しました。論文の内容は、フォーラムエイトで導入している、スクリプト言語を備えたフリーのWindows自動操作ツール「UWSC」による回帰テストのコストと効率性について検証を行うもの。UWSCの使用により、テスト作業を自動化する際に生じるコストを抑えることが可能となり、加えて、UWSCの使用経験がない社員でも2〜3週間でテストスクリプトを理解して回帰テストが行えるといった評価を報告しています。
シンポジウム1日目の最初はリー・コープランド氏(Software Quality Engineering)による基調講演「Testing
Trends and Innovations」が行われました。同氏は今後のテストのトレンドについて、クラウドを利用して複数でテストを行う「クラウドツールテスト」、欧米やインド等で盛んに行われている「ウィークエンドテスト」、ソフトウェアが開発中でも行えるメリットを持つ「探索的テスト」などを挙げました。
その他にも、昨年話題となったJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」のミッションを完遂に導いたソフトウェア開発についての招待講演や、株式会社SEGAの開発技術担当者による、ゲーム開発の現場におけるテストの紹介など、興味深い講演が数多く行われました。
フォーラムエイトでは、今後もこういったシンポジウムなどを通して得られた情報や知識などを反映し、今後もよりよいテスト手法を提案・活用して製品の品質向上に努めていきたいと考えています。
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▲UWSCテストスクリプト実行時のフロー |
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