2019年に入って出展した国内イベントから4つをピックアップしてご紹介致します。
自動車関連業界向けに「オートモーティブワールド2019・第2回自動運転EXPO」「第7回自動車技術に関するCAEフォーラム2019」、自動車だけでなく広く製造業向けに「第30回設計・製造ソリューション展2019」、IT情報系向けに「ソフトウエアジャパン2019」、いずれもフォーラムエイトが得意とする最新技術を各業界に発信しています。
「オートモーティブワールド」は、「国際カーエレクトロニクス展」をはじめ7つの展示会で構成され、その中で「自動運転EXPO」は昨年から始まったばかりの業界内外から注目を集める自動運転に特化した専門展です。フォーラムエイトはこれまで「国際カーエレクトロニクス展」に出展して参りましたが、昨年より「自動運転EXPO」に出展しています。「第7回自動車技術に関するCAEフォーラム2019」は、自動車関連企業とIT企業、大学の研究、開発、関係者が集う産学連携フォーラムで、毎年招待講演、スポンサー企業による企業講演が行われています。フォーラムエイトはゴールドスポンサーで、今回は、フォーラムエイトの開発マネージャがパネルディスカッションにパネリストとして登壇したほか、営業マネージャが企業講演を行いました。「第30回設計・製造ソリューション展2019」は、製造業向けの最新技術が集う展示会「日本ものづくりワールド」を構成する一つです。「ソフトウェアジャパン」はITプロフェッショナル(実務家)向けに、情報処理学会が2004年より毎年開催しているシンポジウムで、フォーラムエイトはスポンサーとして出展しています。 |
オートモーティブワールド2019・第2回 自動運転EXPO
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●日時:2019年 1月16日〜18日 ●会場:東京ビッグサイト
主催:リードエグジビションジャパン株式会社 |
(Up&Coming 2019年4月号) |
自動運転へのVRの活用方法とは?
「自動運転・新モビリティR&DをVRで加速!」をテーマに、自動運転の研究・開発のプラットフォームとしてのVR開発環境を中心に、多くの展示を行いました。ADAS関連技術のシミュレーション技術をはじめ、ビッグデータの解析結果の可視化の事例や、AIや深層学習機能の開発環境として、VR空間内の各種センシング情報を活用するためのカスタマイズ事例を紹介しました。センサーの機能を模擬し、周辺オブジェクトや白線情報等を検出して利用したり、シーンを解析してセグメンテーションに分類表示したり、深さ情報を表示したり、などVRの有用な活用方法を提案しています。実環境でのセンサーの検証に課題をお持ちのお客様も多く、VR活用の可能性を感じ、是非検討してみたいとのお声を頂いています。
3画面タイプの安全運転シミュレータ、コンパクトな高齢者ドライブシミュレータ、ステアリングトルク制御対応シミュレータによる自動運転、キネクトやリープモーションなどデバイス連携によるVRとのユーザーインターフェースの展示も好評でした。
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第7回 自動車技術に関するCAEフォーラム 2019 in 東京
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●日時:2019年 2月14日〜15日 ●会場:御茶ノ水 ソラシティカンファレンスセンター
主催:日本大学生産工学部 自動車工学リサーチ・センター |
(Up&Coming 2019年4月号) |
パネルディスカッションと企業講演
パネルディスカッションでは「日本の企業文化と国際競争力について」というテーマで、第一線で活躍する3名のパネリストを迎え、活発な意見交換が行われました。企業文化について「海外の方々を受け入れやすい文化か」「上司の強いリーダーシップに反発する文化か」「結果を得るまでの過程を重視する企業文化か」など複数の設問に対し、日本・ヨーロッパ・アメリカ・アジアではそれぞれどのような傾向があるか、各パネリストの視点から意見が出されました。フォーラムエイトからは、VR開発シニアマネージャがパネリストとして登壇し、日本企業で働くヨーロッパ人マネージャとしての立場から、鋭い洞察を見せていました。また、フォーラムエイト
システム営業マネージャによる講演では、自動車関連の研究・開発にとって、VRが特に有用であることを、実際の事例やデモを通してご紹介しました。デモでは講演会場の水道橋付近の地形、写真、道路、建物のVRをオープンデータを利用してその場で作成し、走行するなど、その高機能&利便性をアピールするなど、実感の湧く印象的なデモでした。その他、開発中の自動運転パッケージや、PBR(Physically
Based Rendering) 高精度レンダリングに対応するVR-NEXTなど、最新の状況、今後の展望についても紹介しています。講演後は、聴講された方が多数展示ブースをご訪問され、講演への質疑応答や、お持ちの課題の解決方法のご相談に応じるなど、大変有意義な場となりました。展示ブースでは、視線追従機能HMDであるFOVEと連携したドライブシミュレータや自動運転をご体験頂いています。
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●日時:2019年 2月6日〜8日 ●会場:東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン 株式会社 |
(Up&Coming 2019年4月号) |
計画、設計、解析、運用、維持管理のトータルソリューション
「自動運転・新モビリティR&DをVRで加速!」をテーマに、自動運転をはじめとして、モビリティに留まらず、設計・製造分野においても、研究開発から現場まで活用できるハードウェアとの連携技術などを多数紹介しています。優れた構造解析、コンクリート解析で定評のあるEngineer’s
Studio®をはじめ、昨年末のデザインフェスティバルでご案内した新クラウドシステムVR-NEXTを初めて展示致しました。クラウドデータ共有システムと連携するクライアントアプリの操作例として、端末からサーバー上のVR空間にある橋梁の設置、確認、位置の編集などを行い、GISデータベースとの連携によるマップ表示との対応づけと合わせ、クラウド環境でのシステム運用を体験して頂きました。あらゆる業種の計画、設計、運用、維持管理などのシステム構築の基盤としてご活用頂けます。体験型プレゼンテーションのコーナーでは、施工ステップをVRでアニメーション表現する4Dシミュレーションをご紹介しました。また、グラフィック業界で大きなシェアを持つShade3Dを展示しました。Ver.17から搭載された、3D
CADに最適なNURBS 機能や3Dプリンタ対応機能は、製造業向けにも非常に有用であり、今後UC-win/Roadと合わせ、3D-CAD/VRの分野をさらに拡大・展開する強力なツールとして、さらに普及していくものと期待しています。プレミアムアーツ社とのARシステムの共同展示では、3Dプリント機能で出力した車両模型を使い、内部構造の透過や属性の参照、デザインの変更などをARでご体験頂きました。クラウドはじめVR,
CGによる柔軟なシステム構築を承っておりますので、ぜひお問い合わせ下さい。
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●日時:2019年 2月5日 ●会場:学術総合センター ・一橋講堂
主催:MCPC、機械学習工学研究会 |
(Up&Coming 2019年4月号) |
「ビッグデータ、IoT、AI でプロフェッショナルを生き残れ」をメインテーマに、3分野の専門家をお招きして講演が行われました。これらデータ関連3技術が各種業務を変革している中で、これまでの仕事が無くなるのではなく、主流として生き残るためにこれらの技術を積極的に武器として活用する、というものです。併設の展示会場では、フォーラムエイトのUC-win/Roadを中心とするソリューションを紹介し、ビッグデータの利用環境としてのVRの活用のほか、AI開発環境としてのVRの活用例として、VR空間のセグメンテーション表示や、センサーデバイスとVRの連携など、VRがこれらデータ関連3技術に対しても、活用の土台として、あるいは、高度に展開していくためのツールとして、非常に有用であることを示すことができたのではないかと思います。
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