●日時:2018年4月18日 ●会場:(講演)大阪支社セミナールーム/(懇親会)帝国ホテル大阪22階 ペガサスの間
主催:株式会社フォーラムエイト |
(Up&Coming 2018年7月号) |
フォーラムエイト大阪支社は、2018日4月にOAPタワー35Fに拡張移転し、同月18日にはショールームの披露および製品・システム展示と併せて、移転記念講演会・懇親会が開催されました。当日は特別講演の前後に見学時間をご用意し、明るく広々とした快適なショールーム環境で、来場者の皆様にシステム展示をご紹介いたしました。
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▲大阪支社新ショールーム |
土木の魅力を伝え次世代に継承する
東京都市大学名誉教授 吉川弘道氏による特別講演1「Infrastructure for the Next Generation -フォーラムエイトNaRDAが目指すもの-」では、現在取り組んでいる「土木ウォッチング」を紹介し、土木の魅力の読み取り方、伝え方を解説。HPで広く投稿を募ることで土木に関するさまざまな画像のアーカイブを形成しており、複数の土木構造物の画像を例に、社会インフラとしての意義、工学的な観点、歴史的な文脈といった要素が読み取れることを示しました。
吉川氏は、審査委員長を務める「ナショナル・レジリエンス・デザインアワード(NaRDA)」についても紹介。国土強靭化に関する具体的な作品を発表することが、次世代土木エンジニアへの技術継承となり得る取り組みであることを伝えました。また、標準設計の採用に加え、設計条件の変更によるパラメトリック解析や劣化予測などの要素が入ってくればさらにハイレベルになると語り、技術の変化や社会の方向性に合わせたコンペそのものの進化へも期待を寄せました。
市民を巻き込んだ維持管理システムを
道路・舗装技術研究協会理事長 稲垣竜興氏による特別講演2「VRで学ぶ橋梁工学」/「VRで学ぶ情報工学(建設ICT)」では、自著の既刊『VRで学ぶ橋梁工学』および今年出版予定の『VRで学ぶ情報工学』を紹介。書籍内容を通じて、維持管理やICTといったこれからの社会の課題を身近なレベルで親しみやすく理解できるよう解説しました。
また、市民が橋梁ファンとなり見守ってもらうことが重要であるとし、「勝どき橋」などのVRデータを用いて橋梁がもつ魅力をわかりやすく表現する手法を紹介しました。
新しい資格として2018年の2月27日に認定された「舗装診断士」についてもVRを用いて解説。i-Constructionの推進にあたって注目されているCPS(Cyber Physical Systems)についても、VRシミュレーションの活用でフロントローディングが可能になるとし、今年11月に開催予定のフォーラムエイト・デザイン・フェスティバルに併せて出版予定の『VRで学ぶ情報工学』の内容についても触れました。
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▲吉川 弘道 氏(特別講演1) |
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▲稲垣 竜興 氏(特別講演2) |
UC-win/Road新機能紹介
最後に弊社執行役員 松田克巳によるプレゼンを実施。新機能の説明に加えて、VRの強みを活かした「フォーラムエイトCIMクラウドプラットフォーム」のロードマップを発表し、VR 連携システム開発事例と今後の新提案におけるシステム構想を紹介しました。
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▲ショールーム内各種展示システムの体験の様子 |
懇親会(於:帝国ホテル大阪)
講演会終了後はOAPタワーに隣接した帝国ホテルに移動し、ユーザの皆様に感謝の意をお伝えすると共に、情報交換・交流の場としてささやかな懇親会を開催。大阪大学大学院准教授 福田知弘氏による来賓ご挨拶で幕を開け、続いて一般社団法人コンピュータソフトウェア協会 理事・事務局長 原洋一氏より乾杯の御発声、中締めご挨拶は関西大学教授 田中成典氏に務めていただきました。
また、会の途中には、フォーラムエイト大阪支社のスタッフを紹介させていただく時間を設け、移転にあたってユーザの皆様にいっそう充実した対応をさせていただくことをお伝えいたしました。今後もユーザ様のサポート拠点として、また技術ミーティングや商談などの場として、ぜひともご活用下さいますようお願いいたします。
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▲帝国ホテル大阪で行われた懇親会 |
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