●日時：2017年10月29日〜11月 2日 ●会場：Le Palais des congres de Montreal
主催：ITS America / ITS Canada |
(Up&Coming 2018年1月号) |
2017年のITS世界会議は、「“Integrated Mobility Driving Smart Cities” スマートシティを加速する統合モビリティ」をテーマとして、カナダのモントリオールにて開催されました。
オープニングセレモニーの開会挨拶では、日本政府代表として警察庁長官官房審議官 長谷川 豊様がご登壇され、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)における公道実証実験環境の整備や、国際条約会議への積極的参画など、世界に先立つ自動車大国としての、警察庁の取り組みを紹介されました。ジャパンパビリオンのテープカットへは、総務省はじめ、各団体の代表者の皆様が参加し、盛大に行われました。
今回、日本からは30の企業・団体が参加しました。フォーラムエイトは、3年連続となるランヤードスポンサーとなり延べ8,000名の来場者にネックストラップを配布しています。本年も日本国内外のお客様に多数、弊社ブースへご来場いただきました。
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日本パビリオンテープカットの模様
（総務省他、各団体の代表者が参加。) |
会場内のフォーラムエイトバナー |
今回、新たに発表したVR Motion Seatは、低価格・小型ながら3軸のモーションプラットフォームを搭載し、HMDと連携させた1人用のシミュレータです。
UC-win/Roadで、モントリオールの街中をジェットコースターで走行するコンテンツを紹介しました。HMDの他にもゲーム用簡易ステアリングといったハードウェア構成でカスタマイズ対応することが可能です。
また、UC-win/Roadドライブ・シミュレータでは、ステアリングのトルク制御をUC-win/Roadで行い、モントリオールの街並みを再現したVRデータ内で自動運転を行うシミュレーションを行いました。このシステムを活用することで、自動運転システム開発時のステアリングトルク制御試験を、UC-win/Roadのシナリオ機能により、様々な条件設定を組み合わせて実行することができます。
脳波ドライビングシステムはメディアの注目を集め、ITS世界会議2017のDailynewsでも大きく取り上げられました。
また、トヨタ自動車株式会社や、株式会社デンソーブースでは、UC-win/Roadを採用されたドライビングシミュレータによる最新のITS技術体験が展示されました。
屋外展示では、アイシン精機の自動バレー駐車システムの体験デモンストレーションが会場の地下駐車上で実施され、注目を集めていました。5Gのコネクティッドカー実装に向け、通信にフォーカスした展示も実施されており、屋外での通信のハンドオーバーを最適化した実証実験結果などもが紹介されていました。
弊社では、各種研究開発プロジェクトを進めており、ディープラーニング、AI関連の研究開発を実施しており、今後もITS・自動運転の開発に役立つ機能開発を積極的に進めていきます。ぜひ、ご期待ください。
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