CIM・i-Con技術セミナー「フォーラムエイトが広げるBIM/CIMワールド」
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(Up&Coming 2017年10月号) |
毎年ご好評をいただいているCIM技術セミナーを、今年は新たに「CIM・i-Con技術セミナー」として、全国10か所で開催しています。ここでは開催済みの各所セミナーについてレポートをご紹介します。今後の予定(高松、金沢、沖縄、福岡)は本誌P.97に掲載していますので、併せてご覧ください。
■東京 6月28日(水)
初回となった東京のセミナーでは、CIM導入ガイドラインで策定された示された5つの要領・基準やCIMモデルの考え方、活用にあたっての留意事項、3次元設計データ交換標準モデルのLandXML1.2やIFC対応状況、CIMモデル対応製品などについて解説。UC-win/Roadを中心として各種土木設計、構造設計・構造解析ソフト、クラウドシステムと連携する統合ソリューションの活用事例を、デモンストレーションを交えながら紹介しました。さらに、今年3月改訂のCAD製図基準や、平成29年道路橋示方書改訂内容、対応製品のリリース状況についても説明。受講者の皆様からは、社内でCIM対応ソフトやドローン、点群利活用の検討を行っているというお話もありました。
次期UC-win/Road Ver.13では、土量計算、LandXML対応拡張やUAVプラグイン・オプションの機能強化を予定しており、i-Constructionに関連した機能の開発を進めております。フォーラムエイトの今後の取組みにご期待ください。
■仙台 7月6日(木)
建設コンサルタント様を中心に関東、東北各方面からご参加いただきました。UC-win/RoadとUC-1シリーズ各種設計支援ソフト、Allplanによるシームレスな連携をご覧いただき、CIMガイドラインとCAD製図基準(平成29年3月)についてご紹介しました。また、設計打ち合わせから施工まで、生産性の向上や作業の効率化、安全教育などを支援するi-Constructionの一連の業務のサポート提案を行いました。
配筋の干渉チェックで苦労されている点や、すでに進んでいる業務におけるVRの活用などについてもご相談いただいております。ユーザ様を取り巻く環境がさらに一歩進んだ状況の中であることを理解し、今後の活動につなげていきます。
■大阪 8月2日(水)
豊富なデータ交換や多様な解析ソリューションとの連携により、UC-win/Roadをプラットフォームとした、CIMソリューションおよびi-Construction関連技術について説明いたしました。ICTの活用としては、点群や4D施工シミュレーションの事例などを紹介しました。また、今年は道路橋示方書の改定も実施されるため、開発版のデモンストレーションを交えながら、いち早く対応状況についてご案内いたしました。
■札幌 8月8日(火)
北海道地区では、これまでに河川や道路事業においてCIM施行業務7件、工事4件が実施されており、また今年はCIM導入ガイドラインが公開され、CIM・i-Constructionへの取り組みが一層進められています。セミナーではUC-win/Roadを中心として、各ソフト間のデータ連携によるCIM統合モデルの作成やシミュレーション事例、FEM解析等に加え、新道路橋示方書改訂についてご案内しました。
中でも、UAVプラグイン、点群データ利用についての関心が高く、他には、各設計ソフトからの3Dモデルへの展開、地盤解析、河川の氾濫解析などについてのお問合せをいただきました。具体的な業務についての話題が増えており、CIM・i-Constructionへの取り組みが普及・浸透してきていることが実感されました。
■名古屋 9月1日(金)
名古屋会場では多くのお客様にお越しいただき、UC-win/Roadを中心に据えた弊社のCIMソリューションについてご紹介いたしました。UC-win/Roadで一から作成した場合について、線形、地形、構造物などの順を追って、CIMガイドラインに準じる形でのVR空間の作成をお見せし、弊社UC-1シリーズの設計計算ソフトで出力したモデルや各種解析結果を読み込んでの可視化、それらの統合モデルを利用したさまざまなシミュレーションの紹介に加えて、製品導入についてのご提案をさせていただきました。今後もCIMをリードするソフトおよびソリューションを開発・提供していきます。
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