2014年8月5日、6日の2日間、初の小中学生向けセミナーとして、日本全国のフォーラムエイトの拠点にて夏休み企画ジュニア・ソフトウェア・セミナー 「バーチャルな3次元空間を作ろう!」を開催いたしました。
本セミナーは、一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会の協力により、ソフトウェアに興味のある小中学生の皆さんに、夏休みの研究、学習課題のテーマにバーチャルリアリティ(VR)をご使用いただく機会として、ワークショップ形式で実施されました。セミナーでは、3次元リアルタイムVRソフトUC-win/Roadを用い、自分で作成したいモデル課題を設定、3次元モデルを作成していただきました。作成したモデルは、インターネットの3DVRクラウドVR-Cloud®にて、セミナー後もモデルを確認したり、動かしたり、コメントを書いたりすることができるほか、友達と同時に見るなどモデルを共有することができる状態で参加者に公開されています。
セミナーには北は札幌より南は宮崎まで、日本全国の子供たちに参加していただきました。セミナーの進行はTV会議システムを用いて全国に同時に配信され、参加者の取り組みや疑問点を全員で共有し、距離は離れていながらも一体感をもった2日間となりました。
1日目には、UC-win/Roadを用いた3次元空間の簡単な作成手順を説明し、実際にPCで作成体験をしていただきました。3次元空間上で簡単な操作によって天候が変わる具合や、自動車に乗って街を走れることを紹介すると興味津々といった様子で、はやく自分で操作したくてたまらないという顔を覗かせていました。初めは覚束ない操作をしていた子供たちもすぐに操作に慣れ、おのおのが目を輝かせながら自由に取り組む姿が見受けられました。
2日目には、1日目に体験した3次元空間の特性を踏まえ、自分で作成したいモデル課題を設定し、3次元モデルを作成していただきました。どんなモデルが作りたいか、そのモデルはどうやって作っていけばよいかといったことをサポートスタッフと一緒に考えながら取り組んでいきました。夜景の美しい町なみ、近未来的な海上都市、幻想的なサーキット場など、子供たちの枠にとらわれない自由で独創的な発想から生まれた作品群はすばらしいものばかりで、子供たち自身に作品の発表をしてもらった際にはTV会議システムを通して各地から喝采の声が響きわたりました。
2日間という長丁場にも関わらず、子供たちは終始精力的に取り組み、2日目の終わりには「また参加したい」「友達も誘えばよかった」という声も聞こえてくる大変有意義なセミナーとなりました。2015年1月には冬休み企画として第二回ジュニアソフトウェアセミナーの開催、また第三回以降も開催を予定しておりますので、ご期待下さい。
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