第17回 関西大学先端科学技術シンポジウム 主催:関西大学先端科学技術推進機構
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●日時 :2013 年1 月29 日〜 30 日 ●会場 : 関西大学100 周年記念会館 |
(Up&Coming 2013年4月号) |
2013年1月29日(火)〜30日(水)、関西大学100周年記念会館で開催された第17回 関西大学先端科学技術シンポジウムに参加いたしました。「情報・通信と異分野技術との新結合」をテーマに関西大学先端科学技術推進機構における研究発表及び20件の招待講演、72件の一般講演が行われ、大規模なシンポジウムとして開催されました。
特別講演では、独立行政法人情報通信研究機構 理事長 宮原 秀夫氏より「生物に学ぶ新しい情報ネットワーク技術」について発表がありました。人間の脳とコンピュータを比較した場合に、記憶容量、通信速度、正確性など多くの面でコンピュータが優れているが、脳が圧倒的に優れている点は、消費エネルギーであるとのこと。2011年のインターネットのデータ量は、1.8zettaバイトで、今後のトラフィックの爆発的な拡大によるエネルギーの消費の増加は大きな問題となる。大きな変化に対応するには新たなパラダイムが必要であり、生物システムはネットワークを参考にできないかと研究をされています。最近では、生物の行動パターンと情報ネットワークの振る舞いとの間に構造、特性の両面で類似性があることが指摘されています。「蛍の発光同期に学ぶセンサネットワークスケジューリング」や「アリの採餌行動に学ぶインターネット経路制御」を研究例として紹介されており、非常に興味深い講演でした。
また、研究成果のパネル展示や産学官コーディネータによる連携・特許相談コーナーも設置されており、多く方が来場されました。
フォーラムエイトは、関西大学が中心となって進めてきた、建設業界全体で汎用的に利用できる3次元CAD エンジンの開発を目的とする「カイザー・プロジェクト」に参加し、産学
連携による研究活動を行っています。
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