VRドライビングシミュレータは、ADAS・自動運転システム開発、運転診断、道路設計等において、広く活用されています。また、各産業分野において、センシング技術やVR/AR技術の急速な進化を背景に、様々なデバイスを連携した訓練・展示システムの需要も日々高まっています。UC-win/Roadネイティブ64bit対応版のシミュレーションタイマー・SILS機能、MATLAB/Simulink連携機能を用いた自動車関連システム構築事例や、各種センシングデバイスと連携した訓練・展示システムの構築事例、今後の展望についてご紹介します。
社会の進化を支える、自動運転、IoT、新モビリティの技術開発と発展には統合シミュレーションプラットフォームが欠かせないと考えています。これを目指して今まで拡張して来たUC-win/Roadの連携機能の最新情報及び今後の開発方針について説明します。また、自動車を中心としたシミュレーションだけではなく、現在進めているインフラ管理のクラウドソリューション開発の関連性と今後のチャレンジについて説明します。
昨今、世界的に自動車の進化の方向性として大きく二つあると言われている。一つは「自動運転」技術の進展であり、もう一つは「Connected Car=つながる車」化の進展である。本講演では、自動運転に関する政府全体の取組を概観した後、両テーマを巡る状況を総務省の取組とあわせて紹介する。
■講師プロフィール 1995年4月に郵政省(現 総務省)入省以降、主に研究開発や周波数割当に関する業務に従事。2017年7月より現職。
我が国自動車産業が、成長が見込まれる自動走行分野において世界をリードし、交通事故等の社会課題の解決に貢献するため、2015年2月に「自動走行ビジネス検討会」を設置し、必要な取組を産学官オールジャパンで検討している。本講演では、検討会での議論の結果を踏まえ、本年3月にとりまとめた「自動走行の実現に向けた取組方針」、またそれを踏まえた実証プロジェクトなど、経済産業省の最近の取組を紹介する。
■講師プロフィール 1972年8月生まれ。1997年3月東京大学工学系研究科修士課程修了後、同年4月に通商産業省(現 経済産業省)入省。2017年7月より現職。
国土交通省は自動車の安全基準の策定等による安全なクルマ作りの推進や先進技術を利用した安全運転支援システムを搭載する自動車の開発・実用化・普及の促進等を通て、交通事故の削減に大きく貢献することを目指している。本講演では自動運転技術をはじめとする最新の自動車技術に関連した国土交通省の取組を紹介する。
■講師プロフィール 平成5年に運輸省(現 国土交通省)に入省。自動車基準認証国際化センターワシントン事務所長、自動車局審査・リコール課リコール監理室長、自動車局整備課整備事業指導官等を経て平成29年7月より現職。
自動運転は、我が国の将来において交通事故の削減や緩和に寄与すると考えられる技術であり、警察としても、その進展を支援する観点から取組を進めている。本講演では、自動運転をめぐる国内外の最近の動向を踏まえつつ、自動運転に関する警察庁の取組について紹介する。
■講師プロフィール 昭和63年3月早稲田大学商学部卒業後、同年4月警察庁入庁。長崎県警察本部警務部長、警察庁長官官房給与厚生課理事官等を経て、平成29年6月現職。
我が国の橋梁数は橋長2m以上の道路橋で約70万、鉄道橋で約9万橋もあり、その殆どが高度成長期に建設された。殆どの橋が老朽化してきており、今後ますます保全のための対応が求められる。鉄道ファンがいるように橋の魅力を知って橋ファンになってもらうため、さらに橋を見守れる人が少しでも増えることを念頭に、本書第 I 編で橋の生い立ちから全体像を、第 II 編では橋の見守り方を、少し専門的な内容も含まれるが、VRとコラボしてとりまとめた。 監修:稲垣 竜興 出版:フォーラムエイトパブリッシング
羽倉賞発表 表技協では最先端表現技術の一層の普及促進を図るために「羽倉賞」を創設いたしました。 羽倉賞は、分野を問わず最先端の表現技術を活用した作品や取り組みを通して社会に貢献した功績を表彰することで、表現技術の質を高め幅広い分野での普及に貢献することを目的としています。 その受賞者をこのセッションで発表いたします。
検定の実施のご紹介 表技協が2018年3月を目指して実施する検定事業についてご紹介します。
UC-win/Road SDKにより、オンラインネットワークゲームを実現した「VR CUBE GAME」の開発ワークフロー、UC-win/Roadのパワフルなモデリング機能を利用したゲーム用マップエディターとしての活用方法、PSVR向け鉄道アクションVRゲーム『鐵(KURO GANE)』、ハンドトラッキング(HT)技術を応用したVRゲーム筐体【VR×HT×GAME】について紹介し、CRAVAのゲーム開発実績と今後の展望についてもご紹介します。
1964年の東京五輪を記念して生まれた「体育の日」が、秋の臨時国会で「スポーツの日」に変わります。高度経済成長の時代に大活躍した「体育会系モーレツ・サラリーマン」の時代は完に終わり、2020年2度目の東京五輪に向けて、21世紀に相応しい「スポーツ・インテリジェンス」の時代が幕を開けます。上司の命令や指示で動くのではなく、自分で計画し、判断し、総括し、達成する。そんな「スポーツ本来の思想」、その考え方、実行の仕方を解説します。
■講師プロフィール 1952年京都市生まれ。雑誌、新聞等でスポーツライターとして活躍。現在は執筆活動の他、テレビのコメンテイター、神奈川大、静岡文化芸術大等の大学客員教授も務める。
移動中に空き時間はありませんか?自分だけに合った情報とARコンテツがあれば有効に時間が過ごせないでしょうか? こういったコンセプトで使用者がいる場所、移動目的、ムード等に適応した音声案内とARインタラクティブコンテンツの提供システム構想について発表します。
同済大学 Kostas Terzidis 氏
モデルのあらゆる情報を可視化と利用を目的とし、OpenMicroSimの拡張とUC-win/Roadの拡張を行っております。建物の温度情報、機械の動き、各モデル任意属性データ等の表示を全て時間軸に沿って、使いやすいユーザインタフェースで提供することを目標としたプロジェクトです。
ピサ大学 Paolo Fiamma 氏
Webブラウザー、UC-win/Road 3DVR、Hyve3Dなど、様々なアプリケーションとHMIから複数のユーザが同じ3Dモデルを同時に操作するシステムの研究開発を行っています。クラウド上のサーバーを通して、協調設計からゲーム分野まで可能性を幅広く検討した結果を発表します。
ジョージア工科大学 Matthew Swarts 氏
映像を用いたあらゆるシミュレーション環境提供を目指し、フレームワークの開発を進めています。映像を自由にカスタマイズし、環境アセスを目的としたセグメンテーション処理および、現実の付加情報あるいは不要な情報のフィルタリングによるTransformed Realityの事例を紹介します。
大阪大学 福田 知弘 氏
フォーラムエイト執行役員VR開発テクニカルマネージャ Pencreach Yoann
コンクリート系構造の非線形応答解析は、新設構造の耐震性能照査から、環境作用と荷重が組み合わさった中長期にわたる使用性能の照査にまで、適用範囲が拡大しつつある。既設構造にあっては、点検データと非線形解析を混成することで、両者の得失を相互補完して維持管理のPDCAを回すことも射程に入った。高次の非線形解析の今後の応用例について、新設・既設を問わず考察を試みてみたい。
■講師プロフィール 東京大学社会基盤学専攻教授及び横浜国立大学都市イノベーション研究院教授、土木学会コンクリート委員会委員長、国土交通省コンクリート生産性向上検討協議会会長
2012年に国土交通省が試行を開始し,2017年3月には導入ガイドラインを公表したCIM(Construction Information Modeling) にフォーカスし、buildingSMART Internationalで開発が進められているIFCをベースにした社会インフラ構造物の3次元プロダクトモデルの開発状況など最新情報を紹介する。 また、拡張現実感(AR:オーグメンテッドリアリティ)、バーチャルリアリティ(VR)、3次元レーザースキャナ、3次元プロダクトモデル、センサデータ、情報化施工などによるスマートシティ/Society 5.0実現に向けたICT活用技術について紹介。
■講師プロフィール 東京大学工学部土木工学科卒業後、電源開発株式会社入社。米国スタンフォード大学土木工学専攻博士課程修了(Ph.D.)。室蘭工業大学工学部建設システム工学科助教授、准教授を経て、2008年より現職。