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●機能概要
このたび、火と煙を簡易に表現する機能をリリースいたしました。UC-win/Road 3.4の基本機能として利用できます。火災、祭り、湯煙り、煙突の煙などに限らず設定によって様々な現象の表現が可能になります。
今後第2ステップとして火災解析アプリケーションとの連携を実現するために拡張オプションを開発する予定です。
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▲山火事の様子(炎と煙) |
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▲温泉の湯煙 |
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▲とんと焼きの様子(炎、火の粉) |
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▲煙突の煙 |
●描画処理:パーティクルシステムについて
今回リリースする機能はパーティクルシステムを用い、火、および煙を表現します。ここでいうパーティクル(粒子)の基本的な情報は、3次元座標と表現方法に関する属性です。パーティクルシステムでは多くのパーティクル(数百から数万)を使用し、様々な現象の表現で使用されています(火、爆発、水、落ち葉、雲、雨、雪、星、草…)。パーティクルシステムを実装するためは、シミュレーションと描画の2つの処理が必要になります。シミュレーション段階で各粒子の位置及び描画に必要なパラメータを計算し、描画段階でシミュレーションの結果を3次元で表示します。
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▲パーティクルシステム |
UC-win/Roadのシミュレーション処理では、パーティクルのライフサイクルが発生、移動、消滅というフローで行われています。パーティクルは火あるいは煙の発生源の範囲内でランダムに生成され、生存時間および初期速度がパラメータとして与えられます。風の影響を受けながらそれぞれを表現する軌道に沿って移動し、消滅します。消滅したパーティクルが再び発生源で生成されることでシミュレーションサイクルが閉じられます。
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▲火の表現 |
●パラメータ
火、煙の編集画面では、下記の通り、形状やパーティクルの詳細設定が可能です。
描画設定:
・表示する画像 ・色調整 ・画面上のサイズ
シミュレーション・動きの設定:
・パーティクル数 ・火か煙 ・火あるいは煙の発生源 ・各方向への初期速度 ・生存時間
●UC-win/RoadDB(火、煙)
UC-win/RoadDBは、UC-win/Roadをより便利にご使用頂けるように、UC-win/Roadで利用可能な3Dモデルやテクスチャをユーザがダウンロードできるデータベースです。今回のVe.3.4.7で対応した火と煙を表現する機能について下記の通り、火を5テクスチャ、煙を3テクスチャ公開しました。今後も拡張を予定しています。また、フォーラムエイトではDBの拡充のため、ユーザの皆様より整備対象モデル、テクスチャを募集していますので、ぜひご要望をお寄せください.。
■UC-win/Road Ver.3.4.7 リリース予定日:2009年6月24日 |
(Up&Coming '09 盛夏の号掲載) |
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