新年のご挨拶
あけまして
おめでとうございます
昨2006年は、企業のコンプライアンスが問われるニュースが相次ぎました。粉飾、汚職、談合などIT関連や土木関連企業が関わっているケースが目立ちました。会社の経営にたずさわる者として、そのような報道がある度に、気引き締められる思いがしたものです。
勿論、明るいニュースもいくつかありました。とりわけ、景気が長期間にわたり好転してきていることは、ようやく昨年あたりから、実感できるようになりました。弊社でも4年前の非常に厳しい営業状況から、3期連続の2桁の売上増により、昨期は、収益が確保できるまでに改善できました。これまでの改善は、ひとえにユーザの皆様、関係の皆様のご支援の賜であると考えています。改めてここに深く感謝申し上げます。
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弊社では、1999年に「FORUM8 Exhibition '99」を開催し、3次元VR、3次元非線形解析を今後の戦略的領域として、開拓していくことを宣言し、UC-win/Road、UC-win/FRAME(3D)を発表いたしました。以降、弊社では、UC-1シリーズの開発サポートを維持発展させながら、これらのソリューションを展開してまいりました。 UC-win/Roadは、2002年にその年の「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、これを記念して11月に「3D・VRシミュレーションコンテスト by
UC-win/Road」を開催いたしました。以降毎年11月に開催し、昨年は第5回目を東京コンファレンスセンターにて盛大に開催できました。(写真左下)
UC-win/FRAME(3D)もUC-win/Road同様に協議会を開催しています。昨年9月に第4回UC-win/FRAME(3D)協議会を東京、名古屋、大阪、福岡で開催いたしました。UC-win/FRAME(3D)ユーザの皆様の特別講演を5講実施し、大変貴重な技術交流の場になったと考えています。
さて、本年以降もこの展開を推進してまいりますが、このUC-win/Road、UC-win/FRAME(3D)は、その将来有るべきソフトウェアを目指して、新製品開発に着手しています。次期製品構想として「VR-Studio」、「Engineer's
Studio」(E-Studio)の開発に着手し、2007年から2008年のリリースを目指します。
これらの次期製品は、新たなアーキテクチャを採用し、例えば、「VR-Studio」では、これまでにない大規模な3次元空間をサポートし、データ作成においては、チームコンピューティングを実現する予定です。また、「Engineer's
Studio」では、骨組解析から、プレートモデルもカバーし、コンクリートの高精度解析モデルCOM3をサポートいたします。高度な機能を自らサポートすることに加え、世界的に最高水準の解析、シミュレーションとの連携も進める予定です。具体的には、避難シミュレーション(EXODUS)との連携が直近の課題となっています。UC-win/Roadは、道路交通における安全性向上に資するシステムでもあり、さらに進めて防災、避難におけるソリューションの提供を視野に入れた活動も行います。
最後に本年も「UC-1シリーズ」において新バージョン、新製品開発に今まで同様、精力的に取り組むことをお約束したいと思います。とりわけ、宮崎支社のサポート部門スタッフの強化を図っており、ユーザ様におかれては、今後このサービス品質の向上を実感いただけるものと思います。
今後とも優れたソフトウェアと高品位のサポートを提供することを目標に鋭意活動してまいります。どうぞ、ご期待下さい。
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2007年1月1日
代表取締役社長 伊藤 裕二
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▲第5回3D・VRシミュレーションコンテスト by UC-win/Road |
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(Up&Coming '07 新春特別号掲載) |
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