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●イージースラブ橋の設計計算 |
H鋼桁埋込RC床版橋の設計計算プログラム |
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プログラムは、朝日エンヂニヤリング株式会社(石川県金沢市)にて研究・開発された「イージースラブ橋」工法、及び「イージースラブラーメン橋」工法の設計を、解りやすく、効率的に行うことを目的として共同開発した製品です。
本工法は、中小規模橋梁に最適な形式として高く評価され、構造性能・経済性など多くの点で注目を集めています。
北陸地方を中心に38橋(2006年9月現在)の施工実績を持ち、今後、全国規模での普及が期待されています。
ここでは、本工法の概要・特徴と本製品の機能について紹介致します。 |
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●工法・製品概要
(1)イージースラブ橋
孔あけ加工したH形鋼を主桁として配置し、直角方向は腹板を貫通した横繋ぎ鉄筋を両外桁部でナット留めし、下フランジ間と外桁側部に
型枠を配置してコンクリートを打設し一体化させたSRC構造の床版橋です。
(2)イージースラブラーメン橋(複合門型ラーメン橋)
上部構造に「イージースラブ橋」を採用し、下部構造との接合部を剛結合して、上下部一体構造とした複合門型ラーメン橋です。
下部構造形式は、橋台式と矢板式があり、橋台式では、直接基礎、杭基礎が可能です。矢板式では、鋼矢板基礎を採用し頭部工(受台)で
上部構造と連結します。
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橋台式(杭基礎) 矢板式 |
●適用形式と特長
(1)適用形式
・上部工[単純桁]:支間長20mまで、平面拡幅可、斜角45度〜135度
道路橋(A・B活荷重)、歩道橋、農道橋
・ラーメン橋[橋台式]:直接基礎、杭基礎(鋼管杭・RC杭・PHC杭・ 場所打ち杭等)。[矢板式]:鋼矢板基礎
(2)特長
・低コスト・低桁高(H鋼材や既設鋼桁などの再利用) |
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・短い現場工期(単純な構造・容易な施工、支保工が不要)
・ミニマムメンテナンス(ジョイントレス構造)
更にラーメン橋では、
・耐震性能の向上(落橋防止装置等の省略)
・下部工事費の縮減(全体工費として建設コストの縮減)
・周辺環境への影響が低減
(下部構造形状の縮小、ゴム支承の省略、ジョイントレス構造他)
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●プログラムの機能と特徴
(1)入力部
・UC−1製品を踏襲した対話型入力。形状図表示。
・必要最小限の入力項目と、標準値の自動設定機能。
(2)解析部・照査部
・「イージースラブ橋」では、面外格子桁として解析し、主桁・横桁の断面・たわみ照査、下部構造設計用反力算出を行う。
・「イージースラブラーメン橋」では、上部構造は「イージースラブ橋」 として設計。その後、上下部一体ラーメン構造を平面骨組構造解析を
行い、断面力を算出。矢板式では、最初にフリーアースサポート法、もしくはたわみ曲線法により、根入れ長を算定し、道路土工仮設構造物
工指針に準じた弾塑性解析により部材断面力を算出して断面照査を行う。
(3)結果確認表示機能:解析結果/照査結果の確認画面一覧表示
(4)詳細設計計算書作成
・UC−1製品を踏襲した詳細設計計算書を作成。電子納品出力対応。
(5)付属設計:支承の設計、変位制限装置の設計、翼壁の設計をサポート。
(6)概略数量、概算工事費を算定し総括表を印刷 |
▲メイン画面 ▲計算結果確認画面 |
■今後に向けて
高度成長期(1960〜70年代)に施工された橋梁の多くが、建設後40年を経て架け替えの時期を迎えようとしています。その数は、今後10年後には約3万橋(国土交通省HPより)にもなり、その約4分の3は、支間長20m未満の地方道における中小規模橋梁が占めている現状から、今後、本工法の様な橋梁形式への需要はますます高まると考えられます。本プログラムにおいても、長支間への拡張などの機能拡張を行いながら、改良を進めて行く方針です。
■提供方法
・製品版の他、安価で基本機能(削除される機能:横桁断面計算、弾塑性
解析、印刷機能等)を備えた概略設計版を用意しています。
・ASP(Application Service Provider)での運用を予定しています。
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■イージースラブ橋の設計計算 リリース予定日:2006年11月
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