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二重締切工の計算 Q&A

   
目  次
1.適用範囲

Q1−1.平成10年4月に発行している「土木工事設計要領 第一編 共通編 監修 九州地方建設局」という基準がありますが、対応していますか?

2.入力関連

Q2−1.堤体の長さを左右で変えたい場合はどうすればよいか。

3.土圧計算関連
4.安定計算関連
5.矢板長の計算関連
6.使用断面計算関連
7.結果表示関連
8.印刷関連
9.その他

Q9−1.基準値において、各テーブルの鋼材データについて、不要なものを削除する方法は?


1.適用範囲
Q1−1. 平成10年4月に発行している「土木工事設計要領 第一編 共通編 監修 九州地方建設局」という基準がありますが、対応していますか?
A1−1. 九州地方建設局の記述内容と河川基準の記述内容には違いはないと考えられます。
当方で、頂戴した九州地方建設局の計算例をプログラムで計算した結果を報告します 。
全ての検討項目の内、次の2項目については違いがありましたので説明します。

1.中詰土のせん断変形破壊に対する安全率
常時のせん断変形破壊に対する安全率が、当方が1.32、計算例が1.25とかなり異なる値になっています。
調査したところ、計算例では抵抗モーメント係数(R)を導く過程で、小数第3位丸めを行っている影響で、抵抗モーメントの値が、計算例では18.92tf・mになり、当方の20.08tf・mと異なる値になっている事に起因していました。計算過程で丸めをしなければ計算例の結果も当方の結果と一致します。
2.常時の滑動と支持力の安全率
上載荷重を当方では抵抗力に考慮している関係で、当方の安全率が若干大きめに出ます(例えば、滑動の常時安全率が、当方の3.15に対して計算例は2.78)。
この場合、入力条件の常時上載荷重を0で計算させれば、この項目に関しては計算例ときれいに一致します。
以上の違いを除き、他の結果は同値と判断できる(丸め、精度の違い)内容でした。
よって、九州建設局の考え方にも対応可能ではないかと考えられます。しかしながら、当方のプログラムは「河川基準」を適用基準として開発したものであり、現時点(平成12年3月)では、ご質問の基準を適用基準として明記することは差し控えさせて頂きます。
2.入力関連
Q2−1. 堤体の長さを左右で変えたい場合はどうすればよいか。
A2−1. 堤体の長さを堤内側と堤外側で変える場合は、基本条件−「堤外側矢板の根入れ、断面照査を行う」をチェックすると形状入力で、全長を左右でそれぞれ設定する事ができます。ただし、左右で天端高を変えることはできません。
3.土圧計算関連
4.安定計算関連
5.矢板長の計算関連
6.使用断面計算関連
7.結果表示関連
8.印刷関連
9.その他
Q9−1. 基準値において、各テーブルの鋼材データについて、不要なものを削除する方法は?
A9−1. 基準値の入力画面において、削除したい鋼材を選択し、Deleteキーを押すと、その鋼材データが削除されます。なお、ここで編集した鋼材データは、現在入力されているデータのみに反映されます。(削除以外に追加されたデータも同様です)
常に表示される鋼材を編集したい場合には、鋼材登録プログラムを使用してマスターデータを編集する事で、共通データとして使用することも可能です。「鋼材登録プログラム」については、製品格納フォルダ内のReadme.txt に説明を記載しておりますので、こちらをご覧下さい。
ホームページからダウンロードいただく際には、appendix.exeがこれに該当します。

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