建築杭基礎の設計計算 Ver.11 バージョン更新内容

2025年 04月 01日 更新

Ver.11.00.00更新日:'25.01.31

変更内容

【機能追加・改善】

  • 拡大根固め工法に対応しました。
  • 鋼管杭の中詰コンクリートに対応しました。
    ※部材照査基準として「2022年 基礎部材の強度と変形性能」が選択されている場合のみ使用できます。
  • 薄層支持の先端支持力算定に対応しました。
    ※建築基礎構造設計指針「2019」が選択されている場合のみ適用できます。
  • 杭配置画面において、杭の3Dモデルの表示に対応しました。
  • 液状化の判定において、層ごとに液状化の判定を行うか否かの設定を追加しました。
  • 支持力の検討において、液状化の判定結果を周面摩擦力の算定時に反映できるよう対応しました。
    ※鋼管杭における液状化する可能性がある場合の限界軸力の算定には対応しておりません。
  • M-N図において、検討ケースを行わないケースは表示、出力を行わないように修正しました。
  • 水平力の検討結果確認画面の一覧表において、曲げモーメントおよびせん断力の検定比の表示を追加しました。
  • 「杭配置─パイルキャップ形状」画面において、パイルキャップの形状サイズと重量の表示を追加しました。
  • 計算書において以下の更新を行いました。
    • 「設計条件─パイルキャップ形状および重量」の出力において、矩形以外の形状の場合でも基礎形状サイズの出力に対応。
    • 支点座標の非出力機能に対応。

【不具合修正】

  • 「2022年 基礎部材の強度と変形性能」が選択されている場合に鋼管杭のM-φ関係が正しく算定されない不具合を修正しました。
    ※上記修正により、該当データは、計算結果が旧バージョンと異なる場合がございます。

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.11.0.0」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「計算条件」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「材質」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「地層(登録)」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「杭(登録)」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「杭配置」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「杭配置」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「計算書作成」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「2019基礎指針」―「支持力の検討」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「2019基礎指針」―「許容せん断力(2022変形性能)」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「液状化の判定」

Ver.11.00.01更新日:'25.02.20

変更内容

【機能追加・改善】

  • 鋼管の材質に「鋼管の引張強さ」の設定を追加しました。

【不具合修正】

  • 鋼管杭コンクリート充填部の水平力検討において、下記の不具合を修正しました。
    ・損傷限界状態の限界曲げモーメントが正しく算定されない場合がある
    ・M-φ関係において、損傷限界曲げモーメントおよびφが正しく算定されない
    ※本修正により該当データは旧バージョンと結果が異なります。

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.11.0.0~Ver.11.0.1」
  • 「メニューの操作」-「入力」-「材質」
  • 「計算理論および照査の方法」-「2019基礎指針」-「許容曲げモーメント(2022変形性能)」

Ver.11.01.00更新日:'25.04.01

変更内容

【機能追加・改善】

  • 既成コンクリート杭 基礎構造設計マニュアル(2024年12月)で変更となったPRC杭の短期許容せん断力/終局せん断耐力算定式に対応しました。
    「計算条件|水平力検討|解析条件」画面において、PRC杭許容せん断力を算定する既成杭コンクリートマニュアルの発行年を選択できます。
    ※現バージョンでは、建築基礎構造設計指針を「2001」とした場合のみ適用が可能です。
  • 地層(登録)画面のデータチェックを強化しました。

【不具合修正】

  • 鋼管杭 コンクリート充填部の終局時限界曲げモーメントが正しく算定されない不具合を修正しました。
    ※「基礎部材の強度と変形性能(第1版第1刷)」P270(8.25)の式に誤植があり、正しい式に対応しました。本修正の影響により、該当データは旧バージョンと結果が異なります。
  • 2019年基礎指針選択時のN-M図において、場所打ち鋼管コンクリート杭の描画軸力範囲が正しくない不具合を修正しました。
    ※照査結果には影響ありません。
  • 2001年基礎指針選択時のN-M図において、短期(損傷限界)のラインが表示されない不具合を修正しました。
    ※表示の不具合であり、計算結果には影響ありません。

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.11.0.0~Ver.11.1.0」
  • 「メニューの操作」-「入力」-「計算条件」
  • 「メニューの操作」-「入力」-「材質」
  • 「計算理論および照査の方法」-「2001基礎指針」-「許容せん断力」
  • 「計算理論および照査の方法」-「2019基礎指針」-「許容曲げモーメント(2022変形性能)」

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