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サポートトピックス・FEM Engineer's Studio® | ||
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地盤抵抗を考慮したばね要素を平板要素に設定する機能は2種類があります。一つは従来の「直接地盤ばね」(図1)、もう一つはVer.11.2.0から導入された「平板地盤ばね」(図2)です。いずれもナビゲーション「モデル特性|地層特性」を事前に準備しておく必要があります。 「直接地盤ばね」の対象はメッシュ要素です。リメッシュ要素は適用できません。要素を選択後に設定が可能になります。注意点は、モデルが変更されても自動生成された節点、支点、ばね要素は追随しないことです。古いデータは手動で削除する必要があります。 「平板地盤ばね」の対象はメッシュ要素とリメッシュ要素です。表形式で設定しますので要素の選択は不要です。自動生成された節点、支点、ばね要素はプログラムが管理しますので、モデルの変更に応じて追随します。注意点は、可視化するために表示設定でFEMの列(図3の赤枠部分)にチェックを入れる必要がある事です。 ここで、「直接地盤ばね」と「平板地盤ばね」に共通する設定を説明します。 底版に設定する例を図5に示します。平板要素zl軸が全体Y軸の負を向いているので「ばね要素|方向」を正方向とすることでばね要素が全体Y軸の負側に設置されます。「座標系ylベクトル」はデフォルトの「全体Y」だとエラーになります。理由は、ばね要素のyl軸を全体Y軸に設定できないからです。そのため、図5のように「任意設定」にしてVx=1.0、Vy=0.0、Vz=0.0とします。 |
(Up&Coming '25 盛夏号掲載)
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