- 本製品は、平成14年道路橋示方書に準拠した新規製品です。
- 本製品は、UC-win/FRAME(3D) Ver 5.01.03をカスタマイズした製品です。
- 本製品は、UC-win/FRAME(3D) Ver 5.01.03以前のf3dファイルを読み込むことができます。
- 本製品は、Ver 5.01.03以前の結果付きデータは読めませんので、本製品で再度計算する必要があります。
UC-win/FRAME(3D) Ver 5.01.03の機能に加えて、下記の項目に対応しています。
機能追加
- 材料データベースに平成24年道路橋示方書のSD390とSD490を追加しました。
- 基本荷重図の標準出力に対応しました。設定する場所は、「レポート設定」画面の「入力データ|荷重ケース|基本荷重図|荷重図」で行います。
- 分布ばね(弾性床上の梁)を与えた部材の計算結果として、分布ばねの反力図と結果数値を出力する機能を追加しました。
DXF/DWG形式インポート/エクスポート
- 任意形状断面のDXF/DWG形式インポート/エクスポートに対応しました。インポートは、CAD上で作成した自由な形のCADデータを読み込んで断 面を生成します。エクスポートは、任意形状の断面データをDXF/DWG形式のファイルに変換して出力します。
- 抽出荷重ケースの断面力図をDXF/DWG形式でエクスポートできるようにしました。部材の結果画面からエクスポートできます。
- フレームモデルのDXF/DWGエクスポートで、各グループの要素を各レイヤに出力するように改善しました。複数のグループに属す要素は各レイヤにも重複して出力されます。また、節点の形状を円として出力するかひし形のまま出力するかを選択するオプションを追加しました。
- 表示設定でばね要素、剛体要素等を非表示にしたときは、それを考慮してモデルのDXF/DWGエクスポートを行うように改善しました。
大規模モデルのレスポンス
- ランの数が多く(14個)、かつ、着目点の数が多い場合(2874個)に、結果モードで荷重ケースの編集画面や部材の結果画面等を開くまでに時間がかかる問題を対策しました。
- 着目点が1万5千個、荷重ケースが8ケースあるような大規模モデルに対して断面照査(応力度照査、限界状態設計)を行った後に、レポート設定画面を呼び出 すと3日以上経過しても表示されない問題を対策しました。この事例では約4時間程度で表示されるようになりました(IntelCore i7-970, 3.20GHz, Windows7 64bitのコンピュータ)。
その他
- 初降伏曲げモーメントMy0の計算において、圧縮側コンクリートのひずみを指定できるようにしました。たとえば、0.002を入力すると、My0は鉄筋が降伏ひずみに達するとき若しくはコンクリートが指定されたひずみに達するときのいずれか小さい方で算出されます。従来は、My0の計算ではコンクリートのひずみは便宜的に終局ひずみで固定値としていました。
- 変形後の変位図で、ワイヤーフレームの色を変更できるようにしました。
- メイン画面下に表示されるエラー/警告/インフォメーションの文字を「Ctrl+Cキー」または右クリックメニューからコピーできるようにしました。
- 基本荷重ケースや要素の名称にアンダーバー「_」を使うと、レポート出力の印刷プレビューで表が壊れる場合があります。アンダーバー「_」は、F8出力編 集ツール(PPFライブラリ)で、下付き文字にする制御文字として認識されますので、アンダーバーを2個続けた「__」に変換するなどの処理を行い、可能な限り表が壊れないようにしました。
- 道路橋示方書IV下部構造編の平均せん断応力の照査で、斜引張鉄筋の入力をしていない場合でも、τa2の照査をしていましたので、τa1の照査だけをするように変更しました。