フォーラムエイトの下部工製品と基礎製品は、連動することでより詳細な設計が可能となります。今回は連動の手順をご説明しますので、まだ連動機能を利用されていないユーザ様はぜひお試しください。またエラーで連動しない場合の対処法も併せてご説明します。

連動手順

「橋台の設計・3D 配筋( 部分係数法・H29 道示対応)」（以下「H29橋台」）と「基礎の設計・3D 配筋( 部分係数法・H29 道示対応)」（以下「H29 基礎」を例に連動する方法をご説明します。

1．「H29 橋台」を起動します。

2．「初期入力」画面で基礎形式を「杭基礎」あるいは「杭基礎(2.5次元解析)」とし、「詳細設定」ボタンを押します。

基礎形式を「杭基礎」としたときは、「基礎」－「基礎の扱い」画面で設計方法として「ほかのプログラムと連動する」を選択して「確定」ボタンを押します。

3．「基礎プログラムとの連動時の注意事項」が表示されたら、説明に従って「F8 Com Server」をインストールします（図1）。

※「F8 Com Server」をインストール済みの場合は表示されません。

4．「連動対象の選択」画面が表示されたら、連動させたい「H29基礎」のバージョンを選びます。（図2）

※「H29 橋台」メインメニューの「オプション」－「動作環境の設定」で「連動対象選択画面を表示する」にチェックが付いているときこの画面が表示されます。チェックが付いていないときはPCにインストールされている連動可能な「H29基礎」が自動的に起動します。

連動エラーの対処法

●「F8 Com Server」インストールエラー

先述の連動手順3 で「F8 Com Server」のインストールに失敗するときは、フォーラムエイトホームページから「F8 Com Server」のセットアップファイルをダウンロードし、手動でイン ストールしてください。

※ FORUM8 ホームページ（www.forum8.co.jp）ホーム→サポート→製品別サポート→統合環境支援ツール→ F8 COM サーバ(F8 Com Server) ダウンロード

● " プロテクトの制限のため「基礎の設計」プログラムとの連動は行えません"

先述の連動手順4 でこのメッセージが表示されたら、基礎製品を単独起動して、ライセンスの認証状態をお確かめください。Viewer 版のときは連動機能を使用することはできませんので、ライセンスを認証してください。認証状態が " 認証済み" に変わったら、基礎製品を終了して、改めて連動をお試しください。

● " 現在連動を行っている連動製品（「橋台の設計」，「橋脚の設計」等）は未対応製品となります"

下部工製品と基礎製品のリリース日に隔たりがあると、先述の連動手順4 でこのメッセージが表示され、連動しない場合があります。下部工製品、基礎製品とも最新版をインストールして、改めて連動をお試しください。