フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するWebプラットフォームシステムF8VPS(フォーラムエイト・バーチャルプラットフォームシステム)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。

第19回 宮崎支社太陽光パネル設置について

2024年4月に、フォーラムエイト宮崎支社では自家消費のための太陽光発電(24.6kW)を追加導入しました。既に2013年売電用の太陽光発電(21.5kW)を導入していましたが、今回は宮崎支社内で消費するためのものです。

囲った部分が新設パネル 60枚24.6kW

自家消費用の太陽光発電の導入は、設置場所に可能な限りの太陽光パネルを置くのではなく、消費する電力量を細かく分析し、一番効率の良い発電量を検討する必要があります。例えば、非営業日の土日祝日に消費するよりも多く発電しすぎてしまうとその分の電力が使用されず、逆潮流という現象がおき電力会社の送配電に問題が生じる恐れがあります。逆潮流を防止するための装置を設置していますが、余った電力はこの装置により破棄することになります。発電した電力を効率よく消費するためには、太陽光パネル以外にもパワーコンディショナなどの適切な制御装置の検討が必要になります。

宮崎支社の自家消費用の太陽光発電導入前後の購買電力量を比較すると、2024年5月3,246kWh、6月1,737kWh、7月3,153kWh少なくなくなっています。

これは2023年度同月に比べ、1ヶ月あたり約20%の電力を自家発電で賄ったことになります。化石燃料ではなく太陽光発電を活用した場合のCO2削減量を計算すると下記のようになります。

3か月間でスギ約467本分が一年に吸収する二酸化炭素と同じ計算になります。

先に設置した太陽光発電も2023年は月平均2,366kWh発電をしており、CO2削減の一助となっております。同様に計算すると、年間ではスギ約1631本分に相当します。

月別と日別の太陽光発電管理画面

太陽光発電は、SDGsで定められた17のゴールのうち7番目「クリーンエネルギーをみんなに届ける」、13番目「気候変動の具体的な対策を実施する」の項目に当てはまります。

宮崎県は、日照時間全国第3位(2,116時間)、快晴日数全国第2位(53日)(※3)です。フォーラムエイト宮崎支社はこの恵まれた環境を活用し二酸化炭素を排出しないエネルギーを使用することで少しでも気候変動の抑制に貢献し、また、次世代へ少しでも良い環境をつなげていきたいと考えています。

※1 京セラ 発電電力量の解説 https://www.kyocera.co.jp/solar/support/topics/simuinfo/" 

※2 林野庁 森林はどのぐらいの量の二酸化炭素を吸収しているの? https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/20141113_topics2_2.html

※3 宮崎県を、「知る」ひなた度データ https://www.hinata-miyazaki.jp/data/"

(Up&Coming '24 秋の号掲載)

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