Vol.10
本連載は、フォーラムエイトの製品ラインナップに新たに加わった、クラウド会計シリーズ「スイート建設会計」「スイート法人会計」「スイート給与計算」についてのコーナーです。フォーラムエイトのクラウド開発チームから製品の機能や関連情報をご紹介します。

株式会社タオ(東京都文京区)
株式会社タオは、大手広告代理店やゼネコン、デベロッパーが主な得意先とするマーケティングのコンサルティング、デザイン制作・開発をおこなう企画会社です。スイートシリーズは、2020年よりご利用いただいています。今回は、代表取締役社長の谷田部純さんにお聞きしました。

―スイート会計を導入されたきっかけを教えてください。

「当社の得意先には、大手のデベロッパーがおりこの業界向けのソフトウェアを多くご提供されているフォーラムエイトは有名ですから、発売開始された時からよく知っていましたよ。導入のきっかけは、このコロナ禍で大きく仕事環境が変化したことですね。」

―具体的にはどのような変化でしょうか?

「会社より自宅で業務する時間が増えたことですね。いままでは、経理関係の処理はすべて会社のキャビネットに入っていて、会計はパッケージソフトをパソコンにインストールして利用していましたので、経理のためだけに会社に行かなければならない日がありました。これが非常に不便になったのでクラウド化を検討し始めました。」

―どのような点が便利になりましたか?

「会社や自宅でも、または出張先の海外のホテルからでも、同じシステムを利用できる(クラウドでは当たり前の発想ですが)経理はこれができていなかった。当社は、請求書や領収書などの原始証憑と銀行の通帳の管理方法が原因でしたね。スイート会計は、仕訳をする伝票にそのままこれらを添付できる機能があるので、これが便利でした。当社は、このファイル添付の機能をガンガン使わせてもらっています。通帳もすべて添付しています。
今では、社員にもスイート会計の「経費精算申請」の機能で経費の入力と同時に領収書を添付させていますから、非常に効率的になりました。経営会議でも、スイート会計の画面を共有しながら、zoomで会議しています。このスイート会計の社員全員で仕訳入力させる考え方は画期的ですね、他社のクラウド会計にはどこにもない。」

―今後のご計画をお聞かせ下さい。

「当社は、直接の建設会社ではないのですが、スイート建設会計 に移行しようかと現在検討中です。スイート建設会計の工事台帳に当社のプロジェクトを登録して、プロジェクトごとに費用を集計し、按分計算で仕訳できるようなので当社でも利用したいと思っています。プロジェクトの原価管理には便利だと思っています。ちょうどいま、試用させていただいていますので、もう少し試したら相談させてください。」

―製品について何かご要望はありますか?

「会計では、今年からインボイス制度や電子帳簿保存法が施行されるので、便利な機能をどんどん提供いただきたいですね。あとヘルプデスクの方々に親切に対応いただいてるので大変感謝しております。他社の会計システムとは少し違った実用的なコンセプトのスイートシリーズには、期待しています。私は大ファンですので、皆様にお伝えください。」

スイート会計シリーズは経営資源の効率的運用を目的に機能改善を進めています。今回は今後リリースされる2つの機能についてご紹介します。


データ移行機能

「スイート法人会計」「スイート建設会計」「スイート給与計算」「スイート給与計算-出面管理-」の4製品を対象に、円簿会計からスイート会計シリーズへのデータ移行機能を追加します。

本機能により、これまで円簿会計で会計処理を行っていたユーザーもスイート会計への乗り換えを簡易に行えるようになりました。

円簿会計のトップ画面に表示されるバナーを選択し、申込みフォームにて必要事項を記入頂くだけで乗り換え完了となります。(図1)

申し込み内容等を確認後、スイート会計への招待メールが送信されます。メールに記載の案内よりアカウント登録を行うことで速やかにご利用頂けます。

スイート会計シリーズは経費申請・承認機能などの機能や充実したサポート体制を提供しております。ぜひ一度ご確認ください。

図1 円簿会計トップ画面のバナーから申込フォームへ移動。必要事項を記入するだけで乗り換え申込が完了

取引先管理機能

スイート法人会計/スイート建設会計では、取引先管理機能を追加します。本機能により、登録した取引先の情報を常に確認することができます。

また、今年からインボイス制度が開始されますが、本制度に伴う一定期間の経過措置※1への対応も同時に必要となります。スイート法人/建設会計は経過措置への対応も実施します。適格請求書発行事業者登録番号も本機能で登録・管理ができるため、インボイス制度対応も制度の開始前からスムーズに進めることができます。

図2 取引先管理画面

登録された取引先情報は仕訳入力や工事管理機能でも利用できるよう対応予定です。例えば、建設会計で工事を登録する際、従来は発注者情報を一つずつ入力する必要がありましたが、本機能により登録された取引先を選択することで自動的に取引先の情報が入力されます。

工事台帳出力機能においても取引先名による検索・出力に対応しており、登録した工事情報を検索する際、発注者ごとに検索を行えるようになりました。

また、仕訳入力画面でも取引先設定を行えるように拡張を行いました。これにより、帳票出力をする際も仕訳がどこの企業との取引なのか容易に確認できます。

図3 発注者選択前
図4 発注者選択後

おわりに

データ移行機能、取引先管理機能、そしてインボイス制度にも対応し、さらに便利になったスイート会計をぜひご利用ください。

●注釈
※1:インボイス制度の開始後一定期間は、適格請求書発行事業者以外との仕入であっても一定割合での仕入額控除を認められる措置


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